前回の失敗から立ち直れない。なんとなくトラウマになってる…。あなたの周りにもそんな人はいませんか?失敗を引きずる人の特徴や性格、心理状態のポイントを解説します。失敗を引きずらない人の特徴や、引きずらないための方法もまとめました。引きずる人がめんどくさい時の対処も説明してあるので、身近なところにいる場合は参考にしてくださいね。
目次
失敗を引きずる人の特徴
失敗を引きずる人には5つの特徴があります。「なんか引きずってるかも」と感じる場合は、ゆっくり確認してみましょう。引きずることは悪いことばかりではありません。無謀な挑戦をSTOPできることもあるので、ちょっと振り返ってみてください。
そもそもマイナス思考
そもそもがマイナス思考なので、身の回りの出来事を悪く捉えがち。特に男性の場合は女性との恋愛関係がこじれると、なかなか普通の状態に戻ってこれません。「お金目当てなんじゃないか」「利用されているのでは…」と疑い、相手の短所ばかりに意識が向けられます。
つい愚痴ってしまう
クレームをつけるつもりはありませんが、理不尽な行動を押し付けられるとつい愚痴ってしまいます。言いたくなる気持ちもわかりますが、やるしかないこともあります。それをいちいち言葉に出さなければ気が済まない人は、失敗を引きずる傾向にあるかもしれません。
アドバイスを求めない
周囲にアドバイスを求めれば、自分とは違う新しいアイデアが生まれるかもしれません。場合によっては、もっと簡単に対応できる方法も見つかる可能性があります。自分だけで考えると視野が狭くなるので、何度も同じ場所で同じ失敗を繰り返すことになるでしょう。
他人のせいにする
自分が失敗した原因を他人のせいにする人は、いつまでも現実を受け入れられません。自分は悪くないのにできなかった。あの人のせいでダメになった。そんな気持ちで過ごしている場合は失敗を認めたくなくて、結局いつまで経っても過去から抜け出られなくなります。
関連記事はこちら▽ 人のせいにする人の特徴や心理|人のせいにする性格の直し方とは
何度も思い出す
「なぜあの時選び間違えたんだろう」「なんで判断ミスを起こしたんだろう…」自分の失敗を何度も思い出しては落ち込み、解決策の見えない状態へハマる。そんな悲劇を背負って生きる自分が好きで、わざわざ思い出しては失敗した話しを自慢げに話す癖があります。
関連記事はこちら▽ 人のせいにする人の特徴や心理|人のせいにする性格の直し方とは
失敗を引きずる人の性格
その時の状況にもよるかもしれませんが、失敗を引きずるのは本人の持っている性格に要因しています。元々の性格×環境=引きずる現状が生まれるケースも多いので、1つ1つチェックしてみましょう。焦る必要はないので、少しずつ変えて行ってください。
過去しか見ない
過去の自分のしがみつき、未来を考えられません。反省することは大切ですが、前向きな考えを絞りだせないので、目の前の現実を見ているようで過去を重ねてしまいます。「あの時は〇〇だから」「これは前から決められてたことだから」という言い訳を引っ張り出し、悪循環にハマります。
自己肯定感が低い
周囲からどんなにできていると言われても、自己肯定感が低く、自分の実績を認められません。「何をやってもできていない」「自分には無理だ」と思っているので、どんなに幸運が近づいていても気づけません。そのため良い情報が遮断され、マイナスの情報しか入ってこなくなります。
関連記事はこちら▽ 幸運な人の特徴|不幸な人との違いや幸運を引き寄せる行動や方法とは
流されやすい
良い意味で周囲と合わせられる。協調性が高い。そんな見方もありますが、他人に流されてしまうので自分がありません。すべてを他人軸で決定しているため、自分の意思が見えていない状態です。自分以外の他のことに重点を置くので、失敗したら立ち直るまでにかなり時間がかかります。
事実を受け入れられない
失敗した事実を受け入れることができないので、頭の中がお花畑の状態です。「誰かが何とかしてくれる」そう思っているので、現実的な対応ができません。失敗を受け入れなければ引きずらないような気もしますが、実際には心の奥に残りくすぶってるような感じになります。
関連記事はこちら▽ くすぶってる人の特徴や心理|気持ちがくすぶってる時の対処法とは
1人で抱え込む
「あの人には任せられない」「自分が何とかしなければ…」そう思って1人で抱え込むタイプは、気持ちを切り替えることが難しいでしょう。そうでなくても無理していろいろ背負っていることもあるので、簡単に目の前の景色を変えられません。自分でどうにしようと思うほど、失敗に引きずられます。
関連記事はこちら▽ 一人で抱え込む人の特徴|抱え込む性格を改善する方法
失敗を引きずる人の心理
本人は引きずっている感覚はないかもしれません。ただ、不安定な心理状態なのは間違いないでしょう。なぜ過去を忘れられないのか。いつまでもその問題に執着してしまうのはどうしてか。失敗を引きずる人の心理を読み解きます。
なんであの時失敗したんだろう
自分の過去を引きずる。他人の過去を忘れない。過去を変えることはできません。それはどんなお金持ちでも一般庶民も同じ。失敗した過去の自分しか見えていないので、何を言っても通用しないでしょう。今さら考えてもどうにもならないことを深刻に捉え、過去の自分に憑りつかれているのです。
また同じ失敗をしたらどうしよう
「前回と同じ失敗をしたらどうしよう」「もう失敗できない」そんな落ち着かないメンタルを抱えているので、ますます失敗を引きずることになります。「考えないようしよう」と思えば思うほど、どんどん深い沼に沈んでいくような感じです。自分を見失っている状況で、地に足を着けられません。
自分はもうダメだ
いつも自分の欠点ばかりに意識が向き、「もうダメだ」「無理だ」「自分にはできない」という気持ちを持ちます。そうなると本当に何もできない自分を作り上げ、メンタルを弱くするのです。失敗を引きずるのはそんな豆腐メンタルの自分。自分で自分の行動範囲に制限をかけている状態です。
誰にも助けてもらえない
「誰も頼れない」「誰にも声をかけてもらえない」常に緊張感を持った状態なので、本来の自分を発揮できません。誰の前でも気が抜けないので、過去の失敗がフラッシュバックすることもあります。些細なことを引きずる自分に気づきますが、それでも助けて欲しいと言えません。
どうすれば良いかわからない
もう何がなんだかわからない状態です。自分は何をすれば良いのか。どうするべきなのかを考えることができないため、どこへ向かうべきか判断できません。そのうち誰かの言葉に従ったり、外側からもたらされる情報の影響を受けるようになり、自分と向き合うことを避けるようになります。
失敗を引きずらない人の特徴
失敗を引きずらない人は、周囲から見てもエネルギッシュな人が多いです。なんとなくこの人と一緒だと大丈夫な気がする。今度こそ成功するだろう。そんな気持ちにさせてくれる雰囲気があり、不思議なことにその多くは当たっています。
次を考える
これがダメなら次。NGだったことは切り捨て、OKになるような行動へ切り替えます。それが反省していないように映ることもありますが、見る人によっては頼もしく感じられるでしょう。いつまでも終わったことをくよくよするのではなく、物事を前に進めるために活動します。
片付け上手
必要なもの。もう使わないもの。使うかどうかわからないけど保管するもの。失敗を引きずらない人は、整理整頓はうまく片付け上手です。自分の中できちんと感情に区切りをつけることもできるので、部屋をキレイに片付けられます。そのため荷物が少ない人も多く、暮らしがシンプルです。
細かく計画を立てない
細かいタイムスケジュールは立てません。仕事上で必要になる場合もありますが、基本的には大雑把です。そのため失敗した自分も許せるし、過去を思い出して暗くなることもありません。「〇〇しなければならない」という強迫観念がないので、物事に柔軟に対応できます。
人脈が広い
失敗を引きずらないため、多くの人と交流できます。他人の失敗を責めるようなこともしないので、一緒に仕事をしたいと思う人が増え人脈が広がります。年齢や性別、肩書きや立場を問わず人が集まり、何か困った時には周囲の人に助けてもらえたり、サポートを受けられます。
関連記事はこちら▽ 人が集まる人の特徴や魅力の共通点|人が集まる人になるにはどうすればいいの?
とりあえずやってみる
「できなかったらどうしよう」「できないかもしれない」と頭で考えて判断するのではなく、とりあえずできるところからやってみる精神を持っています。そのため失敗することもありますが、どんどん挑戦して開拓します。あまり後先を考えませんが、当たって砕けろぐらいの気持ちを備えています。
失敗を引きずらない性格
あっさりしている。カラッとしている。失敗を引きずらない性格の人は、どうにもならない過去を握り締めたりはしません。具体的にはどんな性格の人が多いのか。どんな傾向を持っているのか。気になる性格の中身を確認してみましょう。
物事に執着しない
失敗を引きずらない女性は、物事に執着しません。失ったものを無理やり取り返そうとも思わないし、手に入るまで自分を犠牲にすることもないでしょう。そのためいつも身軽な状態で、ネガティブな気持ちを溜め込んだりしません。1つの場所にこだわるのではなく、違う場所や異なる意見からも採用します。
白黒はっきりしている
YESかNOかはっきりしています。玉虫色の曖昧さはありません。スパっと思い切りが良いため、過去の失敗もキレイさっぱり水に流します。何もなかったことにはしないし、臭いものにフタはしませんが、気持ちの切り替えが早く、自分の中で過去と境界線を敷いているかもしれません。
関連記事はこちら▽ 思い切りがいい人の特徴|思い切りがいい人の長所・短所とは
目の前の現実を見る
過去を引きずらないので、目の前で起こっている現実を認められます。今の事実を受け止め、しっかり自分と向き合っているので、次に何をするべきかすぐ思いつく人もいるでしょう。夢や理想ばかり追いかけることなく、目的や目標に変えて突き進んでいくような感じです。
楽しいことに意識を向けられる
日常にある小さな幸せや楽しめることに意識を向けます。例えばキレイな花や美味しい食事、可愛いペットやお気に入りの文具など、ちょっとしたことを喜びに感じられます。そのため周囲から見て些細なことでも、本人からすれば心が弾み、モチベーションを上げるきっかけとなります。
細かいことを気にしない
○○は上から2番目に置かなければならない。順番どおりに行動しよう。そんな固定概念に縛られていないので、小さなことは気にしません。何でもかんでも大雑把に行動するわけではなく、自分にとって必要のない情報を排除し、取捨選択しながら物事を進めていきます。
引きずる人がめんどくさい時の対処法
時々愚痴に付き合ってあげるくらいならできるけど、それが毎回続くとウンザリしますよね?自分までネガティブな思考に引きずりこまれる気がするし、一緒にいても楽しくありません。そんな面倒な人にはうまく対処しましょう。
本人のために突き放す
かまってあげると、本人はいつまで経っても失敗した自分から抜け出せません。また、あなた自身も、相手をするのが面倒と感じるでしょう。どちらにとっても良い影響を及ぼさないので、距離を置いて突き放す方法を取りましょう。もちろんそれができる人は限られますが、相手によっては効果絶大です。
理由をつけて予定を入れる
相手の愚痴に付き合わなくて済むように、誘われても理由をつけて断ってください。仕事や家庭の事情など納得させる予定を入れ、諦めてもらいましょう。付き合ってあげるのはかまいませんが、場合によっては長く拘束される可能性もあります。その場合は時間を決め、最初に伝えておきましょう。
何度か練習に付き合ってあげる
何かの本番を迎える前に、何度か練習に付き合ってあげてください。それで本人が自信を持つことは難しいかもしれませんが、ある程度は心を落ち着かせる材料になります。もちろんあなたに余裕があればの話しです。予定が詰まった状態でやると、余計にイライラするので止めましょう。
一緒に運動をする
一緒に体を動かして、不安定な気持ちを吹き飛ばしてあげましょう。例えばウォーキングやテニス、卓球やジョギングなどなんでもかまいません。相手が得意な種目に合わせ運動することで、「失敗するかもしれない」というモヤモヤを一時的に忘れさせることができます。
相手を否定しない
相手の話しに共感してあげることはできなくても、否定しないようにしましょう。失敗を引きずる人はダメ出しに弱く、自分の存在を否定されているように感じます。賛成してあげる必要はありませんが、否定しないことで、自分で考えて行動させるよう誘導してあげましょう。
もうやめたい!失敗を引きずらない方法
引きずらないための対応は人によって違いますが、ここでは一般的な方法をご紹介します。「やりたいか」「やりたくないか」ではなく、ピンときたものを試してみてください。ただ素直にやってみること。そのうちあなたの感覚も変わってきますよ。
失敗したことを書き出す
過去を引きずる場合は、何がダメだったのか紙に書き出してください。無理に思い出す必要はありません。覚えている範囲で大丈夫です。書き出したら細かく破って捨てましょう。ちょっとしたおまじないですが、自分の失敗した事実を客観的に捉え、それを消すことで心を軽くさせられます。
プランBを用意する
1つがダメだった場合でも、別の方法で対応できるプランBを準備しておきましょう。思っていた状態とは違う結果になるかもしれませんが、何もしないよりはマシです。必要なことは結果を残すこと。手段を選べば対応できる方法が限定されます。リスクコントロールする上でも必要でしょう。
ネガティブワードを使わない
「できない」「ダメだ」「無理だ」というよう、ネガティブワードを使わないよう注意してください。言葉を発言する時はポジティブワードに変換しましょう。ネガティブワードは周囲を暗くさせ、あなたの心をマイナスに引っ張ります。そうなると失敗した時の雰囲気を思い出し、負のスパイラルを生んでしまいます。
嫌われても良いと腹をくくる
周囲の顔色を伺うのではなく、嫌われても良いと覚悟を決めてください。自分の気持ちに軸を置き、進みたい方向へ進みましょう。他人の意見を尊重することは大切ですが、自分を後回しにすると成功するまでに時間を必要とするかもしれません。他人に振り回されるのではなく、自分の意思で決めましょう。
目の前の物事に集中する
過去を振り返るのではなく、自分の目の前にある課題と向き合いましょう。例えば恋愛や仕事、お金の問題。どうにかしなければならないのは、過去ではなく現在です。未来を変えるためには現在を見つめ、できることを1つ1つクリアする必要があります。いつまでも自分の殻に閉じこもるのではなく、現実的に行動してください。
失敗したということは挑戦した証拠
大きな課題であれば、失敗を引きずることもあるでしょう。世の中に失敗しない人間はいません。最初からすべて成功しているとすれば、それは本番前に何度も練習を重ねているからです。失敗するのはあなたが挑戦した証し。挑戦しなければ失敗することもないので、現状は変わりませんが、成長することもありません。失敗したからこそ手に入る経験もあるので、その経験をあなたの武器にして人生を盛り立てて行きましょう。