上手に人叱るのは難しいものですよね。
部下や後輩、子供などを叱らなくてはいけない時にあなたは上手に叱れている自信はありますか?
1番最悪なのは、頭ごなしに怒ってしまうことです。
今回は、頭ごなしに怒る人の心理についてご紹介していきます。
目次
頭ごなしに怒る人の心理
ストレスが溜まっている
頭ごなしに怒る人は、何かしらのストレスを抱えていることは間違いないでしょう。
自分自身が仕事でいっぱいいっぱいだったり、恋人とうまくいっていなかったり、家庭内で何かトラブルが起きていたり、ストレスが溜まっているところに怒りたくなるような事が勃発してつい頭ごなしに怒ってしまったのではないでしょうか。
また、普段は大人しい人でも怒る時になると頭ごなしに怒ってくる人もいます。
普段は大人しくて言いたいことを言えずに我慢している分、フラストレーションが溜まって一気に爆発してしまうのでしょう。
何度も同じミスをされて腹が立つ
前にも言ったはずなのに、同じミスを度々されると優しく注意するだけでは懲りていないのだな、と思ってしまうでしょう。
みんなを頭ごなしに怒るわけではなく、要領の悪い人や、鈍臭い人などが注意されても一向に改善しない姿を見ているとイライラが募って頭ごなしに怒ってしまうのです。
もう言い訳をする余地は与えないぞ!と言わんばかりに一方的に怒りをぶつけていくでしょう。
そんな姿を見て、「まぁまぁ、そんなに怒るなよ。」と嗜める人も、同じ立場になったら怒りを抑えられるか分かりません。
確かに、頭ごなしに怒るのは良くありませんが、何度も何度も同じ事を言わされるのは気分が良いことではありません。
心に余裕がない
嬉しい事があった時や、最近順調で心に余裕がある時は、自然と人にも優しく出来るものです。
何か悩み事があったり、忙し過ぎて心に余裕がない時は、ちょっとした事が気に障ったり、不快に思えてしまうのです。
何がいけなかったのか、どうするべきなのか丁寧な説明を端折って端から怒りつけてしまうのです。
根が悪い人でなければ、頭ごなしに怒った後で
「なんであんな言い方をしてしまったんだろう…。」
「さっきのは大人げなかったな…。」
と、反省するでしょう。
自分でも頭ごなしに怒る事は良くないと分かってはいるのです。
相手を見下している
怒りっぽい人は、実は怒る相手を見極めて怒っています。
オドオドしている人や、大人しくて自分に意見を言ってこなそうな人など、起こりやすい人を見つけて怒っているのです。
言ってしまえば、コイツには何を言っても許されると相手のことを見下しているのです。
他の人に怒る時は10のうち7のテンションで怒るのに対して、見下した相手にはマックスのテンションで起こりつけるでしょう。
頭ごなしに怒る人を見てみると、気の強そうな人や口が達者な人が相手だと、いつもより勢いがないのが分かるでしょう。
相手によって怒り方を違わせるズルいところがあるのです。
自分が正しいと思い込んでいる
いつも頭ごなしに怒ってくる人は、「自分が1番正しい」と思い込んでいるのでしょう。
自分大好きな俺様キャラの男性や、子供に勉強させたがる教育熱心なお母さんは、相手が自分の意に反した行動をすると、すぐに頭ごなしに怒りつけます。
このような人は、自分の意見に絶対の自信を持っているので、「何でこんな事も分からないのか?」という気持ちでいっぱいなのでしょう。
自分が良いと思っていることは世間の常識だと勘違いしているので、怒る時は相手の言い分も聞かずに頭ごなしに怒ってしまうのです。
要は世間知らずで、自分の世界に閉じこもって生きる人なのです。
自分を守りたい
頭ごなしに怒るのは、相手に反論する隙を与えたくないからではないでしょうか。
プライドが高い人は自分の間違いを指摘されたり、言い返されたり、非難されることを物凄く嫌います。
人前で恥を掻きたくないという気持ちが相当強く、攻撃を仕掛けられる前に、こちらから仕掛けてしまおうと考えているのでしょう。
怒りのバロメーターが振り切れて、平常心が保てずに、正論ではないことまで言ってしまう自分がいることも分かっています。
自分の主張の矛盾を指摘されないように、何としても自分のプライドと威厳を守ろうと必死でまくしたてるように怒るのです。
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自分の気持ちを抑えられない
感情のコントロールが苦手な人は、一旦怒りに火がつくと、自分でも抑えることができなくなってしまいます。
怒る前には冷静に相手のダメなところを伝えようという気持ちで呼び出すのですが、いざ口を開くと気持ちが高ぶってしまい、初っ端から飛ばしてしまうのです。
起こり出したらもう誰も手がつけられません。
相手の言い分なんてどうだって良くなり、自分の感情が赴くままに怒りをぶつけまくります。
最早、相手にダメなところを伝えるという目的すら見失っているのでしょう。
感情のコントロールが苦手なことを自覚している人は、日頃から自分の欠点を意識しておかないと周囲に多大な迷惑をかけてしまうことになります。