喧嘩腰の人とは会話にならず意思相通が難しいので、仕事がスムーズに進まないなどの様々な問題が起こり、周囲の人は対応に困ってしまいます。
機嫌が悪くてつい喧嘩腰になってしまうときは誰にでもありますが、常に喧嘩腰の人はいつもピリピリしていて近寄り難い存在です。
今回は、そんな喧嘩腰の人の心理や話し方・態度、また、どのように対応すべきか・改善方法も紹介していきます。
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目次
喧嘩腰の人の心理
喧嘩腰の人の心理は様々なものがあります。自分でも無意識のうちに喧嘩腰になってしまっている人もいれば、弱さを隠す為に虚勢を張っている場合もあります。
ここでは、喧嘩腰の人の心理について詳しく紹介していきます。
疲れている
以前はとても優しい人だったけど、いつの間にか喧嘩腰で怖い人になってしまった…そんな場合はとても心が疲れてしまっていると考えられます。
人はあまりにも忙しい日々を送っていたり、辛いことばかりが起こると、疲れ切ってしまい周囲に優しくなれないものです。
自分の意見を通したい
自分の意見を絶対に通したいという思いから、相手に意見を言わせないように喧嘩腰で接している場合もあります。
何事も自分の思う通りにならなければ絶対に嫌だという、とてもわがままで自己中心的な人は、誰に対しても喧嘩腰な態度で接してきて、人の話を聞こうともしません。
相手を見下している
自分よりも下であると思っている相手には喧嘩腰になるという場合もあります。
周囲の人を常にランク付けしている人は、自分よりも上であると思う人には媚びへつらい、格下の相手には喧嘩腰に接するといったことを平気でします。弱い立場の人に強さをみせつけて優越感に浸りたいのです。
自分の意見に自信がない
喧嘩腰の人は、その強気な態度から絶対的な自信を感じさせます。しかし、実は自分の意見に自信がなく、自信のなさを隠す為に喧嘩腰になってしまうという心理状態の場合があるのです。
また、明らかに自分が間違っていると分かっているけど、後に引けなくなり喧嘩腰になってしまうケースもあります。
ライバル心がある
相手へのライバル心が強く、張り合う気持ちを隠し切れないことから喧嘩腰になるといった場合もあります。
職場の同期が、なぜか自分だけに喧嘩腰に接してくる人…このような場合は、嫌われているとかではなく相手から一方的にライバル的存在として意識されている可能性があります。
喧嘩腰の人の話し方の特徴
喧嘩腰の人の話し方は聞き手をとても不愉快で腹立たしい気持ちにさせます。実際にその話し方に我慢の限界がきて喧嘩になってしまったことのある人は少なくないでしょう。
ここでは、喧嘩腰の人の話し方の特徴を紹介します。
早口である
喧嘩腰の人はとても早口でまくし立てるので、相手は何も言えなくなってしまいます。
自分の意見を絶対に通したいという思いから必死になり、とても早口になります。相手に話す隙を与えたくない…というよりも、そもそも相手の意見は聞く気もありません。
声が大きい
喧嘩腰の人は声がとても大きいのも特徴的です。
大きい声を出せば自分の威厳を保てる・相手を威嚇できると考えています。内容はともかく声量と勢いを重要視しているのです。
その効果は絶大で、気の弱い人にはいつも喧嘩を吹っ掛けてくるとても怖い人という印象を与えます。
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挑発的な言い回し
喧嘩腰の人は、いちいち相手を挑発するような言い回しをします。
しかも、自分よりも弱い立場の人をターゲットとするので、とてもタチが悪く部下や後輩にはおそらくかなり嫌われているでしょう。「そんなこともできないの?」「言わなくても分かってるよね?」などが代表的な台詞です。
人の話を遮る
喧嘩腰の人はとにかく相手の話を遮り、自分の意見だけを喋ろうとします。
自分の意見に自信がない場合に、相手に正論を言われることを恐れて話を遮ろうとします。この場合とにかく相手に何も言わせないことが目的なので、自分でも何を言ってるのか分からなくなるほど言ってることが無茶苦茶になります。
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喧嘩腰の人の態度の特徴
喧嘩腰の人は話し方同様に態度もかなり悪く、人に嫌悪感を与えてしまいます。常に人より優位に立っていたいという気持ちが態度に強く表れているのが特徴的です。
ここでは、喧嘩腰の人の態度の特徴について詳しく紹介します。
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威圧的
喧嘩腰の人は、周囲の人に自分の威厳を見せつけるためにいつも威圧的な態度をとっています。
本当は心が弱く自分に自信もないので、虚勢を張って強く見せていないと心のバランスが保てないのです。周囲からは威厳があるとは思われず、いつも喧嘩腰のただの面倒くさい人と評価されます。
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常に不機嫌に見える
喧嘩腰の人は常に不機嫌に見えるので人を寄せ付けません。
このような態度が目立つ人は、相当疲れ切っていて本当に気分が優れないのだと考えられます。こういった場合は、自分では不機嫌そうにしているつもりも、人に喧嘩腰に接しているつもりもないのです。
人を睨みつける
喧嘩腰の人は心が弱いので人に対しての警戒心が強く、ちょっとしたことで敵意をむき出しにして、人を睨みつけるなどの攻撃的な態度をとることが多いです。
傷つけられたり人に見下されることが絶対に嫌なのでやたらと敏感になってしまい、小さなことでキッと睨みつけるので人からの印象は最悪です。
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冷たい
喧嘩腰の人は、嫌いな人や見下している相手には日頃からとても冷たい態度をとります。
反対に自分が認めた人にはわざとらしいくらいに愛想よく媚びへつらい、その様子をみせつけて相手を挑発します。気持ちの弱い人はその態度の違いにショックを受けてしまい傷つき落ち込みます。
喧嘩腰になってしまう原因
人に喧嘩腰で接することで、自分にとっても相手にとってもメリットとなることは何ひとつありません。それでも人に喧嘩腰に接してしまう…それにはいくつかの原因が考えられます。ここでは、喧嘩腰になってしまう原因について紹介します。
相手のことが嫌い
単純に相手のことが嫌いであることが原因となっている場合があります。
まるで子供のようですが、自分の感情が抑えきれず嫌いな相手にはつい喧嘩腰になってしまう人は大人になっても存在するのです。そんな人に限って、相手を嫌いになった理由はとても小さなことである場合がほとんどなのです。
プライドが高い
喧嘩腰になってしまうのは、プライドの高さが原因となっている場合が多いです。
プライドが高い人は、自分以外の人の意見を認めることができません。また、自分の意見を否定されてプライドを傷つけられることも許せないので、初めから強気な態度で相手を威嚇します。
ストレスが溜まっている
ストレスがすごく溜まっていることが原因で、喧嘩腰になってしまうケースもあります。
この場合は、心に余裕がなく自分でも知らず知らずに喧嘩腰になってしまっているか、もしくは相手をストレスのはけ口にしてしまっていて、八当たりで喧嘩腰に接しているということも考えられます。
喧嘩腰の人への対応
喧嘩腰の人には、なるべく相手の気持ちを逆撫でしないように対応することがポイントです。こちらが一歩引いて大人になってあげれば、面倒くさいことにはなりません。
ここでは、喧嘩腰の人への対応を紹介していきます。
落ち着いた態度で接する
喧嘩腰の人には、毅然とした落ち着いた態度で接すると良いでしょう。
喧嘩腰に接してきた人はそのときとても感情的になっています。そんなときは何を言っても何をしても相手の心には届きません。それが会社の上司や先輩であっても、子供だと思って見守る気持ちで接しましょう。まともに受け止めると疲れるだけです。
できるだけ会話しない
すぐに喧嘩腰になる人とは、できるだけ会話をしないようにするのも対処法のひとつです。職場であれば、全く関わりを持たないというのは難しいことなので、できることなら直接話すのではなく大切な話は書面で伝えるなど、工夫してできるだけ会話をしないようにしてみましょう。
意思を尊重してあげる
喧嘩腰の人は自分の考えを人に認めて欲しい気持ちでいっぱいなのです。できるだけ意思を尊重してあげましょう。
また、否定したら更に喧嘩腰になってしまいもっと対応が面倒くさくなってしまうので、大人しくなってもらうためにはまず相手の意見を受け止めてあげましょう。
冗談や楽しい話題を振る
疲れていそう、ストレスが溜まっていそうと感じるのであれば、冗談を言ったり楽しい話題を振ってあげて、少しでも笑えるようにしてあげると良いでしょう。人はストレスが溜まっていても、笑うことで心が自然とほぐれるものです。笑う事を続けていたら自然と疲れがとれて、徐々に喧嘩腰の態度もなくなるでしょう。
他の人に相談する
あまりにもひどい場合は、他の人に相談するようにしましょう。
上司が喧嘩腰に接してきて辛い…それはパワハラに該当する可能性があります。最近は社会全体がパワハラなどに敏感になっているので、しっかりと会社に報告することで、その上司に対して何かしらの対応をしてくれるでしょう。
喧嘩腰になる人がやるべき言い方や態度の直し方
つい感情的になって喧嘩腰で人に接してしまうのを改めたい…そう思ったとき、まずは自分の態度や言い方のどこに問題があるのか分析して、少しずつ改善していくようにしましょう。ここでは、喧嘩腰になる人がやるべき言い方や態度の直し方について紹介します。
人の話を最後まで聞く
人の話を最後までちゃんと聞くことを習慣づけましょう。
いつも相手の話を遮って自分の意見を被せてしまう…そんな人は、相手が話し終わるまで我慢することから始めましょう。何度か我慢を重ねるうちに、習慣化して、ちゃんと人の話を聞く態度を身につけることができます。
意識してゆっくり話す
早口で喋るのをやめて、意識してゆっくり話すようにしましょう。
早口な人はどうしても喧嘩腰に思われてしまいます。プラス声が大きいと尚更です。同じことを言っていたとしても、ゆっくり話す人のほうが随分穏やかに感じられます。自分の話すスピードと、ついでに声のボリュームもしっかりと意識し、ゆっくり話す練習をしましょう。
常に口角を上げておく
常に口角を上げて微笑んでいるような表情を作っておけば、態度の悪い怖い人とは思われません。
いつも口がへの字になっていたり表情が硬いと威圧的に見え、喋ると喧嘩腰に思われます。ニコニコしている人は人に良い印象しか与えません。また、笑っていると自分の心も自然と穏やかになります。
感情を態度に表さない
嫌いな人にはつい喧嘩腰になってしまう…そんな場合は、少し大人になるよう努力しましょう。
誰にでも嫌いな人はいますし、自分の思い通りにいかなくて腹が立つこともあります。それでも、大人なのでなるべく態度に出さずに我慢して何ともないふりをしているのです。自分の感情を抑えられるように努力しましょう。
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ストレスを発散すれば態度も直る
何か楽しい趣味を始めたり、可能であればストレスの要因となっているものを手放してしまうのも良いでしょう。
心に余裕がないと人は誤作動を起こし、人に喧嘩腰で接したり、良くない態度をとってしまうのです。仕事がストレスの原因なら、自分の時間をとれるように調整しましょう。リフレッシュすることも大切です。
喧嘩腰の人の挑発には乗らないこと
喧嘩腰の人の挑発には、腹が立っても乗らないようにしましょう。
相手に攻撃的なことを言ってしまうと、喧嘩腰の人はとてもプライドが高いのでいつまでもあなたの発言を根に持つ可能性があります。根に持たれるととても面倒で、常にあなたを睨んできたり攻撃をし続けてくることになります。
あなたが大人になってあげて、穏便に済ませるほうが自分のためです。
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