口が達者な人の特徴について、紹介します。
あなたの周りにも、口が達者な人はいませんか。
『あの人は本当に口が達者だなぁ』と思う人には、どんな特徴があるのでしょうか。
ここでは、口が達者な人にフォーカスを当て、特徴や対処法などについて見ていきたいと思います。
口が達者な人を苦手と思う理由や口が達者な人に勝つ方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
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目次
口達者な人の意味とは
まずは、『口が達者な人』の意味から紹介します。
『口達者』を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- 物言いが巧みで、よく喋る人
口達者な人とは、周りが思わず納得してしまうような口ぶりで話す人、おしゃべりが好きでよく喋る人という意味があります。
類語としては、『口八丁』『口がうまい』『口が立つ』などが挙げられます。
口達者の『よく喋る』という意味合いは他の類語にはない意味なので、口達者な人は『早口でまくし立てる』感じでしょうね。
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口が達者は褒め言葉?悪口?
『口が達者』というのは、褒め言葉と悪口のどちらなのでしょうか。
結論を言ってしまうと、『口が達者』というのはどちらかというと悪い意味合いで使われることが多いです。
褒め言葉として使われることは、ほとんどないと言えるでしょう。
なぜなら、『口が達者』には『口だけ』というような意味合いも含まれているので、口が達者と言われたら『口だけで何もしない(行動しない)』と言われているのと大差ないからです。
そのため、『口が達者』は褒め言葉ではなく嫌味、皮肉として使われることが大半です。
口達者な人の特徴
では、口達者な人の特徴を紹介します。
『口達者』というのは、決して褒め言葉として使われることはない、ということが分かりましたが、口が達者な人にはどんな特徴があるのでしょうか。
口が達者な人、口が立つ人の具体的な特徴はこちらです。
人気者
口が達者な人の特徴には、人気者であることが挙げられます。
口が達者な人というのは、話がうまいため自然と周りに人が集まってきます。
話すのがうまくて楽しい人というのは、学生の頃クラスの人気者だったのではないでしょうか。
口が達者な人は話が上手く、それゆえ人気者なのです。
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自分本位な性格
口が達者な人の特徴には、自分本位な性格であることが挙げられます。
口が達者な人は、時として嘘をついたり話を盛ることも少なくありません。
それは全て、自分本位な考え方をしているから。
自分にとって有利に物事が進むことだけを考えているので、どんどん口が達者になっていくのです。
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ユーモアのセンスがある
口が達者な人の特徴には、ユーモアのセンスがあることが挙げられます。
口が達者な人は空気を読むのが上手く、場合によっては冗談などを言ってその場を和ませることもできます。
自分が持っている巧みな話術を活かし、周りを笑わせてその場を和ませることができるのは、ユーモアのセンスがあるからと言えるでしょう。
プライドが高い
口が達者な人の特徴には、プライドが高いことが挙げられます。
口が達者な人はプライドが高く、自分の評価を上げるためなら他人の悪口を言うことも何とも思いません。
人の失敗などを面白おかしく話すなど、勝手に笑い話に変えることもあるでしょう。
しかしプライドが高いので、自分のミスを他人に話されるのは許すことができません。
自己主張ができる
口が達者な人の特徴には、自己主張ができることが挙げられます。
口が達者な人は、自分の意見や気持ちなどをきちんと自分の言葉で説明することができます。
自己主張をしょっちゅうするかどうかは人それぞれですが、自己主張ができるというのは口が達者な人の長所だと言えるでしょう。
口が達者な人は頭がいいと言われる理由
次に、口が達者な人は頭がいいと言われる理由を紹介します。
口が達者な人は、周りからは『頭がいい人』だと思われていることも多いですが、それは一体なぜなのでしょうか。
口が達者な人は頭がいいと言われる理由は、こちらです。
頭の回転が早い
口が達者な人は頭がいいと言われる理由には、頭の回転が早いことが挙げられます。
口が達者な人というのは、次から次へと口から言葉が出てくる人。
相手が言ってきたことに関して、すぐに別の言葉を出せるのは頭の回転が早いからと言えるでしょう。
お笑い芸人などが頭の回転が早いのも、口が達者だからなのかもしれません。
切り返しが上手い
口が達者な人は頭がいいと言われる理由には、切り返しが上手いことが挙げられます。
お笑い芸人がそうですが、相手が話したことに関して瞬時に切り返すことができますよね。
この『切り返しが上手い』というのは、口が達者な人の最大の特徴であり、頭がいいなと感じる理由なのではないでしょうか。
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機転が利く
口が達者な人は頭がいいと言われる理由には、機転が利くことが挙げられます。
口が達者な人は、その場の空気を読んで反応や言い回しを変えるなど、機転が利くことも特徴です。
予想外のことが起こったときでもうろたえず、適切な行動ができるのは頭の回転が早いから。
それはつまり、口が達者な人の頭の良さを物語っているのです。
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口が達者な人が苦手な理由
続いて、口が達者な人が苦手な理由を紹介しましょう。
口が達者な人は頭がいいと言われますが、それと同時に苦手と感じてしまう人もいるもの。
口が達者な人が苦手な理由には、どんなものがあるのでしょうか。
口が達者な人が苦手な理由を、まとめてみました。
屁理屈ばかり言うから
口が達者な人が苦手な理由には、屁理屈ばかり言うからというものが挙げられます。
口が達者な人は、まさに『ああ言えばこう言う』タイプで、都合が悪くなると屁理屈ばかり言ってきます。
プライドが高いため、自分の間違いを認めることができないからなのですが、屁理屈ばかり言う人の印象が良くないのは明白ですね。
畳み掛けてくるから
口が達者な人が苦手な理由には、畳み掛けてくるからというものが挙げられます。
口が達者な人は、自分の理論、いわゆる持論を展開すると話が止まらなくなることも少なくありません。
そうなると、相手が反論する隙もないくらい徹底的に畳み掛けてくるでしょう。
その威圧感や雰囲気が苦手という方は、多いのではないでしょうか。
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ごまかすから
口が達者な人が苦手な理由には、ごまかすからというものが挙げられます。
口が達者な人はプライドが高く、自分の間違いを認めることができません。
任された仕事でできないことがあっても、素直に『できない』『分からない』と言うことができないのです。
そして、ダラダラと言い訳をしてごまかします。
口だけだから
口が達者な人が苦手な理由には、口だけだからというものが挙げられます。
『口が達者』と言われる人は、大抵の場合『口だけ』で行動することができません。
口では偉そうなことを言っていても、結局のところは動かず人任せにしたり、言い訳をしたりするのです。
一緒に仕事をしている人がそういう人だと、関わるのも嫌になってしまいますね。
話を誇張するから
口が達者な人が苦手な理由には、話を誇張するからということが挙げられます。
口が達者な人は、自分の話を盛るのが得意です。
話のほとんどが嘘ということも少なくありませんが、口が達者で物言いが巧みなため、話を誇張していることに周りは気づきません。
それに気づいてしまうと、一気に苦手意識が芽生えることでしょう。
口が達者な人への対処法
次に、口が達者な人への対処法を紹介します。
口が達者な人は、正直なところあまり良い印象はありません。
そもそもが褒め言葉ではありませんから、苦手意識を持っている人も多いことでしょう。
そんな口が達者な人への対処法は、こちらを参考にしてください。
距離を置く
口が達者な人への対処法には、距離を置くことが挙げられます。
口が達者な人といることでストレスを感じるのなら、できるだけ距離を置きましょう。
物理的な距離ができれば、口が達者な人から話しかけられる回数も減るはずです。
徐々にターゲットから外れることができると思うので、距離を置くことは非常に大切ですよ。
聞き流す
口が達者な人への対処法には、聞き流すことが挙げられます。
口が達者な人が何か言ってきても、適当に聞き流してしまいましょう。
口が達者な人の話は、ほとんどが自分の都合のいい内容や盛っているだけなので、大半が意味の無い話です。
『ふーん、そうなんだ』くらいに聞き流してしまえばOKです。
話半分に聞いておく
口が達者な人への対処法には、話半分に聞いておくことが挙げられます。
先ほども触れたように、口が達者な人の話はほとんどが意味の無い薄っぺらいもの。
まともに聞いても、あなたのためになることは1つもありません。
『また話を盛ってるな』くらいに、話半分に聞いておくくらいが丁度いいのです。
真に受けない
口が達者な人への対処法には、真に受けないことが挙げられます。
口が達者な人の話はいかにもな感じがしますが、それは話を盛っていたり、周りから関心を持たれるように言葉巧みに話しているだけのこと。
つい信じてしまいたくなりますが、口が達者な人の話は真に受けないのが鉄則です。
最低限の関わりにする
口が達者な人への対処法には、最低限の関わりにすることが挙げられます。
口が達者な人といることをストレスに感じるのであれば、付き合いは最低限に留めるようにしましょう。
職場の人であれば挨拶だけはしておき、必要なときに会話ができる関係が維持できていれば問題なし。
最低限の関わりに留めておけば、気持ちも少しは楽になるでしょう。
口が達者な人に勝つ方法
ではここで、口が達者な人に勝つ方法を紹介します。
口が達者な人を相手にすると、どうしても言いくるめられて負けてしまう…という人もいるでしょう。
口が達者な人に勝つにはどうすれば良いのでしょうか。
口が達者な人に勝つ方法は、こちらです。
正論をぶつける
口が達者な人に勝つ方法には、正論をぶつけることが挙げられます。
口が達者な人の話をしっかり聞いていると、矛盾していることに気がつくでしょう。
口が達者な人に勝つためには、その矛盾点をついて正論をぶつけていきましょう。
正論で攻められると、口が達者な人は何も言えなくなるはずです。
関連記事はこちら▽ 正論ばかり言う人の特徴や心理|正論ばかり言う人への対処法とは
シンプルに質問する
口が達者な人に勝つ方法には、シンプルに質問することが挙げられます。
口が達者な人は、あれこれと言い訳や御託を並べることも多いですが、シンプルに聞き返しましょう。
たとえば、『それで、結局できたの?できないの?』というように、答えが2択になるような聞き方をすると、口が達者な人も答えるしかありませんよね。
そうなれば、口が達者な人も黙ってしまうでしょう。
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相手のペースに飲まれない
口が達者な人に勝つ方法には、相手のペースに飲まれないことが挙げられます。
口が達者な人は言葉巧みにまくし立て、自分のペースに持っていくことを非常に得意にしています。
しかし、相手のペースに飲まれたら最後、口が達者な人に勝つことはできません。
口が達者な人と話していると、ついペースを持っていかれそうになりますが、意識して相手のペースに飲まれないようにしていきましょう。
言い訳に対して理由を尋ねる
口が達者な人に勝つ方法には、言い訳に対して理由を尋ねることが挙げられます。
口が達者な人があれこれと言い訳をしてきたら、その言い訳に対してその都度質問で返しましょう。
『それで?』『だから?』と、相手がなぜ言い訳をするのか、そうなったのかを相手の口から話させるのです。
口が達者な人はプライドが高いためすぐには認めませんが、これを繰り返していると次第に黙るはずです。
口が達者な人に向いてる仕事
最後に、口が達者な人に向いてる仕事を5つ紹介します。
人には誰でも、向き不向きがあるもの。
不向きな仕事に就いても長続きしなかったり、自分でも居づらさを覚えることでしょう。
口が達者な人には以下の仕事が向いていますので、参考にしてみてください。
芸人
口が達者な人に向いてる仕事には、芸人が挙げられます。
お笑い芸人は、口が達者でなければ成り立たない仕事と言っても過言ではありません。
言葉巧みに相手を黙らせるのは、お笑い芸人の頭の回転の速さを物語っていますよね。
口が達者で返しも上手く、なおかつ頭の回転が早いのであれば、お笑い芸人は適職かもしれません。
実演販売
口が達者な人に向いてる仕事には、実演販売が挙げられます。
商品の実演販売は、その商品がいかに素晴らしいかを言葉と表情などで伝えなくてはなりません。
実際に使ってみてその商品の良さをアピールするわけですから、多少の誇張は必要でしょう。
口が達者な人はナチュラルに話を盛るのもうまいので、実演販売は一番おすすめの仕事ですよ。
保険のセールス
口が達者な人に向いてる仕事には、保険のセールスが挙げられます。
保険のセールスは、言い方が悪いですが口八丁手八丁、相手の求めていることや不安なことを解消できる商品(保険)を契約してもらうことが仕事です。
いかにその保険が良いものか、相手のニーズに合っているかをアピールするわけですから、口が達者で上手い人には適職ですね。
営業
口が達者な人に向いてる仕事には、営業が挙げられます。
口が達者でいいようにまとめられる人は、営業もそつなくこなすことができるでしょう。
しかし営業は、口が達者なだけでは難しい部分もあるので、人と話すことが好きであったり、相手の気持ちを考えられるなどの特技がないと難しいかもしれません。
テレホンアポインター
口が達者な人に向いてる仕事には、テレホンアポインターが挙げられます。
テレホンアポインターとは、営業の電話バージョンをイメージしてもらえれば分かりやすいでしょう。
電話をかけ、自社の商品や通信教材などを勧めるテレホンアポインターは、お互いの顔が見えない分、巧みな話術がものを言う仕事です。
口が達者な人には、まさにうってつけの仕事と言えるでしょう。
口が達者な人は話も上手いが嫌われる可能性あり
口が達者な人の特徴や口が達者な人への対処法、向いてる仕事などについて紹介しました。
口が達者な人は話もうまく、周りに人が集まる人気者にもなり得る人ですが、口が達者すぎると嫌われる可能性もあるので要注意。
あまりにも自分本位な考え方でいると、周りにも『口だけ』だと思われてしまいます。
口が上手いことは決して悪いことではないので、口が達者なことの長所を活かし、口だけにならないように気をつけていきましょう。