合わない上司の特徴|上手な付き合い方と辞めたい時の対処法

合わない上司の特徴|上手な付き合い方と辞めたい時の対処法

今働いている会社に入社して、「この人合わないな」と感じる上司はいませんか?その上司と接して、どんなところが合いませんか?

長く働けば1人ぐらいは自分と合わないと感じる上司に出会うことでしょう。仕事のやり方が合わない人もいれば、性格的に合わない人もいるでしょう。

同僚であれば関わりを少なくすることや相手に意見することも簡単かもしれませんが、その相手が直属の上司となれば話しは別です。上司に仕事のやり方などをを指摘することができるという人が多くはありません。

では合わない上司と上手く付き合って行くにはどのように工夫すればよいのでしょう。

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合わない上司の特徴

あなたにとって合わない上司とはどのような特徴がありますか?実は合わない上司がいると答える人が思い浮かべる上司には、共通する特徴を持っています。

ここでは多くの人に受け入れられない上司の特徴を紹介します。あなたの上司に当てはまる項目がないか比べてみてください。

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人によって態度が変わる

上に立つ立場の人は、どんな人に対しても平等に接して欲しいものです。しかし人によって態度を変える上司も存在します。

自分の気に入った部下には良い顔をし、気に入らない部下に対しては態度が一変する人や、自分よりも仕事ができる人に冷たい態度を取ったり、少しのミスでも怒鳴り散らすなど、パワハラとも呼べる行動を取る上司もいるのです。

また普段はムスッとして挨拶も返さないような上司が、自分より立場が上の人の前では人が変わったように、コロッと笑顔をみせ話しかけるなど、同じ人とは思えない姿を見ると、「この上司とは合わない」と感じるのではないでしょうか。

このタイプの人は出世欲の強い人と言えるでしょう。

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人の意見は受け入れない

いろんな考えを持ち、その考えを認め合い良い物を作り上げるのが会社です。仕事のやり方が合わない人がいて当たり前なのです。しかし中には自分の意見が正しいと思い込み、仕事の進め方が合わない部下を排除しようとする上司がいます。

このタイプの上司は、人を信じることができない人に多いと言えます。また自分が上司であるということを知らしめ、威厳を保ちたいと思っているでしょう。

部下の手柄を横取り

この上司の特徴は、仕事は全て部下に丸投げし、うまく成果が出れば自分の手柄、失敗したとたん部下の責任として逃げるという、仕事はできないけど出世を強く望むタイプの人です。

上司という立場を利用し、上の人に取り入る能力に長けているので、ある意味才能かもしれません。しかし部下からしたら許せる行為ではないでしょう。

リーダーシップを取れない

仕事を円滑に進めることができるよう進捗状況を把握し、問題が起きても解決できる方向に導くことも上司の仕事の一つですが、部下たちを上手く指揮することができない上司もいます。また間違った方向に導き混乱を生じさせることもあり、そんな状況が続けば部下から慕われることはないでしょう。

まとまりのないチームになっていても自分が悪いと気が付いていない上司もおり、そこがまた厄介な面かもしれません。

性格が合わない

会社は多くの人が集まる場なので、性格的に合わない人がいるのは当たり前です。しかしそれが直属の上司となると仕事面で支障をきたすこともあるでしょう。

1度苦手に感じたことは目に付きやすく、ちょっとした行動や言動でもストレスに感じてしまう可能性は高いと言えます。

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合わない上司がもたらす被害

ここまで合わない上司の特徴を紹介しました。では実際に合わない上司と一緒に仕事をすると、あなたにどのような被害が及ぶことになるのでしょうか。

ここでは合わない上司がもたらす被害について紹介します。どのような被害が起こるか知り対策を考えてみましょう。

チームワークを乱す

どんな仕事でも最終決定を下すのは、その部署の上司になります。その上司が仕事の進み具合を把握しているかどうかはとても重要です。

同僚や先輩と話を進め、まとまりかけた業務であっても違う考えを押し通す上司だった場合、そこまでの苦労は水の泡。1からやり直しになってしまいます。

無駄に残業

上司は仕事を振り分けるとき、部下の仕事の状況を把握しておく必要があります。またその部下に適した仕事内容を選ぶことで、効率よく仕事を進めることにも繋がります。それができない上司に当たってしまう事で、残業続きの日々になる可能性もあります。

また現在は働き方改革によって残業を減らす考えが強くなってきているのにもかかわらず、いまだに「残業している人=仕事を頑張っている人」と考える上司も少なくないようです。

コミュニケーションが取れない

常日頃から怒鳴られたり無視されたり冷たい対応をされていると、正常なコミュニケーションが取れているとは言えません。大事な業務内容の話しであってもコミュニケーションが取れなければ話すことができず、支障をきたすことも考えられます。

業務で問題があっても助けてもらえないなんてことがあれば、会社にとっても不利益になるでしょう。

適切な社内評価をされない

会社勤めをするうえで社内評価というものはつきものです。この評価によってあなたの社内でのポジションや出世にも関わってくるので、誰でも気になる事でしょう。しかし上司の捉え方によっては、社内評価の平等性に欠けます。

上司に嫌われれば出世はできないといったえこひいきは、仕事ができなくても媚びを売ることがうまければ良いといった考えを助長することになり、社内は悪循環になります。

ストレスによる体調不良

仕事をするということは、誰でも大なり小なりストレスを感じます。それに加えて、合わない上司と関わることは大きなストレスとなるでしょう。しかし会社勤めをする上で人との関りは絶対必要になります。

初めは小さなストレスであっても、毎日の積み重ねで体調不良が起こったり、最終的に鬱になり仕事をする事もできなくなる人も少なくありません。

上司と合わない時の対処法や付き合い方

自分とは合わないと感じた人と付き合うことは意外と難しく、学生のように合わない同級生であれば関わらないという対処法ができません。業務上コミュニケーションを取らざるおえないですし、上司とあれば無視することは不可能です。

では合わない上司とどのように付き合っていけば良いのでしょう。ここでは付き合い方について紹介します。

距離感に気を付ける

業務をする上で必要なことに関してはコミュニケーションを取る必要がありますが、上司と必要以上に関りを持つ必要もありません。会社にいなくてはいけない時間は決まっています。そしてその時間の中でも、上司と関わらなくてはいけない時間も限られていると割り切って付き合って行きましょう。

業務時間が終われば嫌々上司に対応する必要はなく、プライベートの時間まで強要する権利は上司にはありません。

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合わせるふりをする

上司から言われたことにしっかり受け答えし、上司に合わせます。言い方は悪いですが上司が好きな部下を演じ、上司からの被害を軽減させるのです。

これはあなたにとってストレスとなる方法かもしれません。そのため上司の話を良く聞く部下に見せる必要はありますが、その裏で上司の話を聞き流すスキルも必要です。

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ポジティブに捉える

過去の経験から今のあなたが形成されたと同様に、上司も過去の経験から形成され今の性格や考え方になっています。そのためあなたが上司にアプローチし、上司の性格や考え方を変えることは、難しく時間のかかることです。

逆に自分の考えを少し変えてみるのはどうでしょう。上司の考えを受け入れてみる・なぜ合わないのかを考えてみることは、あなたの視野を広げることに繋がるかもしれません。

仕事で認められる

仕事ができる人に嫉妬し冷たい態度を取る上司には逆効果かもしれませんが、評価される仕事ぶりを見せることで、上司に対し自分の意見を言いやすい環境になります。また上司より上の立場の人へアピールすることもでき、適切な評価を受けやすくなるでしょう。

上司と合わないからと言って手を抜いて仕事するのは勿体ないことです。

積極的に関りを持つ

合わないと思った原因はなんですか?本当に上司と合わないのでしょうか。もしかしたら良く知らないのに決めつけてしまっているかもしれません。

コミュニケーション不足から相手の事を勘違いしている可能性があり、積極的に関わりを持ち接し方を工夫することで、関係性が改善することもあります。

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上司と合わない時に相談するべき相手

合わない上司との付き合い方に悩んだ時、自分一人で悩みを抱え込むことはおすすめできません。1人で抱え込むことによって悪い方へと考えが進みやすく、ストレスを強く感じることに繋がります。

人に悩みを話すということはストレス発散にもなります。また人の意見も聞くことで解決方法を見つけ出すことができるでしょう。しかし誰に相談しても良いということではありません。

ここでは相談すべき相手について紹介します。

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身近な人

家族やパートナー・同僚など身近な人であれば1番気軽に相談することができる相手です。家族やパートナーであれば客観的な意見も聞けるとともに、あなたの立場に立ち親身に聞いてもらう事ができるでしょう。また同僚であれば、会社の内情やあなたの状況を把握したうえで相談を聞き意見してくれます。

身近な人へ話すことで気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

社内の専門部署や専用窓口

会社によっては社員の相談にのってくれる専用窓口を設けていることがあります。また人事部やコンプライアンス室などは、社員が働きやすい環境を整える仕事を担います。このような部署に相談することで、個人間の問題ではなく、会社の問題として聞いてくれるでしょう。

上司より上の人

会社にいる人が皆あなたと合わないわけではないはずです。直属の上司が合わなくても、他の部署の上司や上司より上の人とは問題なく関係性を築くことができることもあります。

そんな上司より上の人へ、合わない上司への接し方を相談することは有効です。しかし相談する人は見極めましょう。信頼できる人を選ばないと相談したことが筒抜けになる可能性があり、関係性が悪化することがあります。

公共の相談窓口

会社に相談できない又は会社に相談したけど解決できなかったという人は、公共の相談窓口に相談することも可能です。厚生労働省が設けている相談窓口では、職場のセクハラやパワハラなど人間関係の問題から不当解雇など、様々な問題を扱ってくれます。

電話や面談で相談することができ費用も無料なので、自分では解決できないと感じたら相談してみることをおすすめします。

SNSなどのコミュニティ

匿名で相談でき、様々な視点の意見を聞くことができるのが、SNSなどのコミュニティです。多くの人が真剣に相談に乗り意見を聞かせてくれ、気軽に相談することができる反面、一部の人は匿名であることをいいことに、あなたが傷つく言葉を投げかける人が出てくる可能性もあり、気を付けなくてはいけません。

上司と合わなくて辞めたい時にやるべきこと

人間関係は仕事とは別だから関係ないと言う人もいるかもしれません。しかし効率的な仕事をする上で、職場環境を整えることは重要です。

特に人間関係は職場での悩みとして上位にあがる問題でしょう。中でも合わない相手が上司であればなおさら、会社を辞めることを考える人は多くなります。

ここでは上司と合わないことで会社を辞めたくなった人がやるべきことを紹介します。

異動願を出す

あなたが合わないと感じる上司は直属の上司だけですか?他の部署に目を向けてみましょう。

もしも他の部署の上司とならうまくやっていけそうとい思うのなら、思い切って異動願を出してみましょう。専門的な技術が必要ということだと話しは別かもしれませんが、合わない上司と離れることで心のゆとりが持てれば、辞めたいという気持ちに変化が生まれる可能性はあります。

また人事部に「異動したい」と申し出る必要があり、理由を聞かれるため異動したい程合わない上司とのことで悩んでいると重く捉えてくれる可能性もあるでしょう。

プライベートで発散する

スポーツ・音楽・ショッピングなど退社後や休日にあなたが好きなことを思い切り行いましょう。プライベートを充実させストレス発散することは仕事をする上で大切なことです。

仕事を一所懸命に頑張ることは大切なことです。しかし仕事を頑張りすぎることで自分の心のバランスを崩してしまうのでは意味がありません。休日の楽しみの為に仕事を頑張るといったスタンスに気持ちを切り替えてみても良いでしょう。

転職を考える

何をしても合わない上司との付き合い方に悩み、辞めたいと言う気持ちが大きくなってしまうのであれば、転職し新しい環境に移るのも一つの手でしょう。ストレスを感じることない環境で仕事ができるのが1番なのです。

しかし転職した先に合わない上司がいないとは言い切れないということだけは忘れてはいけません。

スキルアップする

転職するにしろ今の会社を続けるにしろ、自分自身が実力不足であっては良い方向へは進めません。自分自身のスキルアップをすることで、今よりも良い環境・良い条件の会社へ転職することができる可能性が高まります。また今の会社を続けることになってもスキルアップが昇進に繋がり、合わない上司との関わりに変化をもたらしてくれるかもしれません。

どのような道を進むにしろスキルアップすることは、あなたにとってプラスになるのです。

退職する

このまま合わない上司のもと働き続けることで、仕事ができなくなると追い詰められているのであれば、気持ちのままに退職してしまうことも必要です。実際に体調不良が続いてしまったり、鬱に悩まされ仕事ができなくなってしまう人がいるのも事実です。

ここまでになる前に自分自身の限界に気が付きましょう。解決しないで退職することは消して逃げではありません。

上司と合わなくても手段はたくさんある

合わない上司の特徴や上司との付き合い方、相談相手など悩みを解決するためにはどのように行動すべきかを紹介しました。考え方も育った環境も違う人同士が、同じ職場に集まり仕事をするのですから、どうしても合わないと感じる人がいるのは当たり前です。

あなたがどんなに頑張って歩み寄ろうとしても、相手にその気がなければ難しいでしょう。相手が上司であれば尚更です。

しかしそのまま問題解決を測らなければ、ストレスが溜まり仕事へのモチベーションが下がる一方になります。この記事を参考にして、あなた自身のためにできることを試してみましょう。