はっきり言わない人の心理や特徴|はっきり言わない人にイライラする時の対処法とは

はっきり言わない人の心理や特徴|はっきり言わない人にイライラする時の対処法とは

はっきり言わずに物事をあいまいにする人っていますよね。

はっきり言わない人と接すると不信感を抱いたり、つい感情的になって当たりたくなることがあります。

ここでは、はっきり言わない人の心理やはっきり言えない性格の特徴、はっきり言わない人が嫌いな理由、はっきり言わない人にイライラする時の対処法、はっきり言わないと分からない人との接し方を紹介します。

はっきり言ってくれない人との接し方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

はっきり言わない人の心理

はっきり言わない人に対しては、はっきりとした言動を見せてほしい!とつい求めがちです。

ここでははっきりとしない人の心理を紹介します。

相手の思いや考えを通して、はっきりとしない原因を知っておきましょう。

責任を持ちたくない

はっきり言って自分が責任を負うのが嫌な人は、わざと自分の意見を言わない傾向にあります。

自分の言動によって、面倒なことに巻き込まれるのを避けたいのでしょう。

基本的に他人任せで、問題が起こったら自分には関係のないような態度を示します。

楽したいがために意見を言わずに、その他大勢に紛れ込もうとする、ずる賢い性格と言えます。

嫌われたくない

周りから嫌われたくないために、はっきりと言わず周りに合わせようとする人がいます。

はっきり物を言って場の空気を乱したり、周りに怪訝に思われるのを避けたいのでしょう。

また過去にはっきり言って嫌われた経験から、傷つきたくないと自分を守るために意見を言えない場合もあります。

言いたいことがあっても、自分を押し殺しながら他人に同調しようとするのです。

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他人に選択を委ねたい

自分で決めるより他人に物事を決めてほしくて、はっきりと言わない場合もあります。

物事に興味がない訳ではないけど自分では決められないので、誰かに選択してほしいという甘えがあるのでしょう。

男性でも女性でもよく「どっちでもいい」「何でもいいよ」と言って、相手を困らせる場面がありますよね。

自分で答えを出さず、相手に頼って楽したいという気持ちが垣間見えます。

優柔不断である

はっきり言えない人の中には優柔不断で、自分の頭の中であれこれ悩み続けている人がいます。

不安や心配事などありとあらゆる可能性を考えすぎて、なかなか自分の意見を決められないのでしょう。

またいったん決めたことに対して「やっぱり違う」とコロコロ意見が変わることもあります。

本人の頭の中は忙しく動いていていますが、周りからは、はっきりしない態度に対しイライラされがちです。

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客観的に物事を見たい

色んな人の意見を聞いた上で、客観的に判断して自分の意見を言いたい人がいます。

また物事を正確に捉えられていなかったり、全体像が見えていなかったりして、今は答えを出さないようにしている場合もあります。

自分の発する言葉に責任を感じているからこそ、あえてはっきり言わずその場をやりすごしているのでしょう。

はっきり言えない性格の特徴

はっきりと言えない人には、あえてはっきりと言わない人と、はっきりと言えない人がいます。

ここでははっきりと言えない性格的特徴を具体的に説明します。

思い当たる人に当てはめて、チェックしてみましょう。

自信がない

自分の思いや考えに自信が持てず、はっきりとした言動ができない人がいます。

自分の意見が正しいかどうか分からないし、言って傷つくくらいなら発言しないでおこうと思うのでしょう。

また、「多分」や「おそらく」、「間違っているかもしれないけど」と予防線を張るような前置きの言葉を多用しがちです。

協調性を重んじる

自分の意見より周囲の人の意見を優先する人は、はっきりとした言動ができない傾向にあります。

はっきり言うと、周りから反感を食らったり揉め事が起こったりする可能性があります。

場の空気を悪くして周りとの関係を悪化させるよりは、穏便に済ませる方が大切なのでしょう。

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慎重である

慎重に物事を進める人は、すぐにはっきりと言わず時間をかけて物事を吟味します。

自分の言動に責任を感じていて、曖昧なことは言いたくないのでしょう。

また間違ったことを言ったり失敗してしまったりすることに対して、恐れを感じています。

他人に意見を求められても、自身が納得できるまでははっきりと言わない頑固さがあります。

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面倒くさがり

面倒なことを他人に押し付けて出来るだけ楽したい人は、はっきりと意見を言わない場合が多いです。

考えるのも決めるのも面倒なので「何でもいいよ」と他人に甘えてしまうのでしょう。

周りにリードしてもらって流されるままに生きる方が、心地よく感じる傾向にあります。

自分の意見がない

自分の意見がないので、自己主張ができない人もいるでしょう。

深く考えるのが苦手で、人の言いなりになりやすいタイプとも言えます。

また物事に対して感じる思いはありますが、言葉にするのが苦手で、意見や考えがまとまらない場合もあります。

そもそも発言しようにも自分が何を言ったら良いか分かっていないので、本人も困惑してしまうのです。

はっきり言わない人が嫌いな理由

物事を曖昧にしたり、言葉を濁したり。

はっきり言わない人に対して不信感を覚え、相手を嫌いになってしまうこともあるでしょう。

ここでははっきり言わない人が嫌いな理由について解説します。自分にも当てはまっていないか確認してみてくださいね。

振り回される

はっきりしない態度に振り回されることに疲れて、相手を嫌いになる場合です。

はっきりしない人の中には気分屋の人も多く、発言がコロコロ変わることがあります。

また決断を委ねたにもかかわらず、後で文句やわがままを言って周りを困らせる人もいます。

最初からはっきりとした言動をしないために周りを疲弊させ、結果疎まれる存在になるのです。

物事が円滑に進まない

はっきりと言わない人がいるせいで、物事がスムーズに進まなくなる場合があります。

相手に気を遣わなければならなかったり、それが原因で判断ができなくなったり面倒なことが増えるからです。

相手のはっきりしない態度のせいで物事が上手くいかないと、周りから反感を持たれやすくなります。

何を考えているか分からない

はっきりと言わない人に対して「何を考えているか分からない!」とヤキモキする人が多いですよね。

「相手の問題なのか」「自分のせいではっきり言ってくれないのか」など、相手の意図が見えずに疑心暗鬼になってしまうのです。

その後の対応もどうしたら良いか分からず、相手に対して不快感を覚えがちです。

自己中心的に見える

はっきり物を言わないと、周りから不快に思われる場合が多いです。

結果的に周りの気持ちを考えない自己中心的な人と見なされて、嫌われてしまうでしょう。

周りを配慮する気持ちがあれば、思わせぶりな態度はできません。

当人の悪気はなくても、周りからは空気の読めない自分本位な人と思われてしまいます。

その場ではっきり言わず裏で悪く言っている

その場でははっきり物を言わずに、裏で噂話や悪口を言っている人がいます。

はっきり言う場を使い分けて、上手く立ち回っているつもりなのでしょう。

職場でも当人の前では難なくやり過ごして、陰で悪口を言っている人っていますよね。

周りからすると裏でコソコソと悪口をいう人と認識され、信頼されなくなるでしょう。

はっきり言わない人にイライラする時の対処法

はっきりした人にイライラが止まらず、苦しくなることってありますよね。

ここでははっきり言わない人にイライラする時の、適切な対処法を解説します。

はっきり言わない人に対して感情的になったとき、試してみましょう。

相手の答えやすいように質問する

イエスかノーで答えられる質問や、具体的な選択肢を与える質問を投げかけて、相手に答えてもらいましょう。

曖昧な質問をしてしまうと、明確な答えは返ってきません。

「どうしたい?」などと相手に答えを求めるのでなく「こっちとこっちならどっち?」とあらかじめ答えを明示してください。

また「これは良い?悪い?」の2択で判断させるなど、質問を簡素にすると相手ははっきりした答えを出さざるを得なくなります。

自分で物事を進める

はっきり言わない人の対応はいったん置いて、自分がしなければならないことを進めましょう。

いちいち対応しているのは時間の無駄ですし、相手に対して過度にストレスを感じてしまいます。

また勝手に仕事を進めることで、相手は自分の望みと違う方向へ進められると焦るかもしれません。

自分が何も言わなければ相手の思い通りになるという危機感から、はっきり物を言ってくることもあるでしょう。

相手の反応を待つ

じっくり物事を考える人や慎重な人の場合、すぐに答えを求めても返ってこないので、気長に待ちましょう。

世の中には物事を自分の言葉ではっきり言えるまで、時間がかかる人がいます。

自分の基準で相手を急かすのではなく、相手のペースを尊重する姿勢も大切です。

「答えが出たら教えて」「話せるときに連絡して」と伝えて、いったん問題から離れましょう。

相手の話を聞く

はっきり言わない人には自分に自信がなく、言いたいことがあっても言葉にできない人がいます。

その場合は、根気強く相手の話を聞いてあげる必要があります。

相手の発言を否定せず共感したり同意したりと、肯定的に聞いていくと相手も心を開きやすくなります。

相手の話しやすい雰囲気作りができると、次第に自分の思いや考えを話してくれるでしょう。

自分の気持ちを伝える

はっきりしない人に対して、はっきりしないことで困っている旨を正直に伝えてみるのも手です。

相手は周りの思いに鈍感で、はっきり言わないことに対して問題視していない場合があるからです。

「はっきり言ってくれないと、どうしたらいいか分からない」と、あえて自分の気持ちを提起するのです。

相手に気づきを与えられ、話し合いが進むこともあるでしょう。

はっきり言わないと分からない人との接し方

はっきり言わないと分からない人に対して、悩むことってありますよね。

本来なら本人が気づくべきことなのに、察することができず周りを困惑させるのです。

ここでは、はっきり言わないと理解してくれない人との接し方を解説します。

丁寧に説明する

物事を理解できず、状況が分かっていない人に対しては、丁寧に説明してください。

元々の理解力が乏しかったり柔軟性がなかったりする人は、物事を上手く認識・処理するのが得意ではありません。

その場合は相手に察してほしいと求めるのではなく、相手が理解できるまで丁寧に説明した方が良いでしょう。

感情的にならない

はっきり言わないと分からない人を目の前にすると、つい「何で分からないの!」と感情的になりますよね。

しかし感情的になっても物事が解決せず、むしろ相手が怯えて何も言わなくなる事態になりかねません。

問題を悪化させないためにも、伝えるべきことを淡々と説明する・冷静に対応していく必要があります。

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視覚化して伝える

伝えたいことを文章や絵にして、手紙やメール、メモ書きなどで伝えてみましょう。

口伝で言われるより、文章や絵などで視覚化した方が理解しやすい人がいます。

また文章にすると伝えたい要点を整理しながら書けるので、直接伝えると感情的になってしまう方にもおすすめです。

はっきりと伝える

相手の気質やどうしても直すことのできない部分以外であれば、はっきりと相手に言った方が良い場合があります。

どうしても相手への気遣いや自分の見られ方から、意見をはっきり伝えるのに躊躇してしまうでしょう。

しかしはっきりと言わないと問題は解決されないし、状況も変わりません。

伝えるときは相手を思いやりながらも、自分の意見をきちんと伝えてください。

その上で、相手の言い分に耳を傾けると良いでしょう。

離れる

何度言っても分からない人とは、最低限の付き合いにして関わらない方が良い場合があります。

理解してくれない人といるとイライラして、そのイライラが相手にも伝わることがあるからです。

機嫌が悪い理由は分からないけど、自分に対してイラついているのは分かるので、嫌われることもあるでしょう。

つい感情的になってしまう時は、自分のためにも相手のためにも距離を取るのが懸命です。

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はっきり言わない人へは冷静に対応しよう

いかがでしたでしょうか。

今回は、はっきり言わない人の心理やはっきり言えない性格の特徴、はっきり言わない人が嫌いな理由、はっきり言わない人にイライラする時の対処法、はっきり言わないと分からない人との接し方を紹介しました。

はっきり言わない人に対してついイライラしてしまいがちですが、冷静に対応して物事を悪化させないことが大切です。

そのためにもはっきり言わない人の心理や特徴を押さえておくことが、助けになるでしょう。

ぜひ参考になることがあれば、実生活に取り入れてみてくださいね。