威張ってる人を見ると、自分に自信があるんだなという印象を受けるとともに、その人の実力を見てみたいとも思うでしょう。職場やプライベートと様々な場所に存在する威張る人ですが、威張っているのは自身があるからという理由だけではないようです。
ではなぜ人は威張ってしまうのでしょうか。ここでは威張っている人の心理や威張っている人に対する対する対処法などを解説していきます。
目次
【男女別】威張る人の心理
威張る人は男女関係なく存在します。しかし人が威張る心理は男女によっても違いがあるようです。
ここでは男女別の威張る人の心理について紹介していきます。それぞれどのような心理から威張っているのかを知り、関わる際の参考にしてください。
威張る男性の心理
威張っている男性を思い浮かべた時、どのような人のイメージを持つでしょうか。威張る男性でイメージできるのは、自信満々でj仕事に対する実力自慢をする姿のように感じます。では実際にはどのような心理で威張っているのでしょうか。
自信がない
威張る人の心理として自信がないことがあげられます。自分の自信のなさを隠すために威張っているのです。本当に実力があり人望がある人であれば、威張る必要なく周りの人から慕われます。
しかし自信がない人は、威張って実力があるように見せる必要があるのです。弱い犬ほどよく吠えるとはこのようなことを指すのでしょう。
コンプレックスがある
威張る人は何らかのコンプレックスを持っていることがあります。コンプレックスを気にするあまり、他人より優れている所を見つけ威張る傾向にあります。
コンプレックスに思うことに目がいかないように、わざと別のことをアピールしていると言えます。本当に優れている人は威張ってアピールする必要がないことに気が付いていないのでしょう。
人より上でいたい
威厳を保ちたい・自分の方が強い存在であるということを、威張ることによって見せつけています。相手を必要以上に意識しすぎる人とも言えるでしょう。
特に職場においてこのタイプの人は見られ、上司としての自分の知らしめるため威張り、どちらが上かをはっきりしておこうとする人がいます。また自分が優位な立場に立ちたいという強い気持ちの表れでもあるのです。
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ストレスを発散したい
人に威張り時には暴言をはくことで、仕事などで溜まったストレスを解消しています。上司や配偶者から怒られたり圧をかけられることはストレスが溜まる事です。特に自分が言い返すことができない状況であれば尚更でしょう。
そんな人は、自分より立場が低い人を狙い威張る姿が見られます。飲食店の店員さんや会社の後輩といった、自分に反論できないような人を選ぶことが多いです。
威張る女性の心理
女性で威張っている人と言われると、気の強さを感じさせ良い印象は持たれないように感じるのではないでしょうか。女性が威張っている心理は、男性の心理とは違い女性ならではなことがあげられます。
ここでは女性が威張る心理を紹介します。
承認欲求
威張り自分をアピールするのは、認めてもらいたいという気持ちの強い現れです。自信のなさからくる行動でもあり、馬鹿にされているのではないかという不安な気持ちを、少しでも軽減するために威張るという行動に出るのです。
勝ち組でいたい
人は周りの人よりも少しでも勝っていると分かると安心するものです。特に女性は勝ち組でいたいという願望は強く持っていると言えます。
彼氏がいる・結婚しているなど、本来は個人の自由なので比べることではないにもかかわらず、彼氏や夫がいる方が勝ちであると考える人は多いです。またそれらを理由に、幸せ度合いを図ろうともします。
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自分の思い通りにしたい
自分が過ごしやすい環境を整えることは大切なことと言えます。特に様々なタイプの人が集まる職場では、自分の思い通りに物事を進められれば力が発揮しやすいと言えるでしょう。
意地悪な人は、自分の思うままに事柄が進むことを望む、自己中心的な考えが前面に出ている人に見られます。威張り自分の強さを見せつけることで、相手に自己主張させるすきを作らないのです。
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なめられたくない
女性が威張る理由の一つとして、なめられたくないという気持ちがあげられます。女性の社会進出は進んでいるとはいえ、女性の上司を受け入れられない男性もいます。そのため女性はなめられては仕事に支障が出ると、あえて威張り強いイメージを持たれるよう接するのです。
良かれと思って行う行動がやり過ぎによって、更に女性が上に立つことを嫌がる人が出てくることがあるため、気を付けなくてはいけないでしょう。
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威張る人のことが嫌いな理由
威張る人を嫌い関わりたくないという人は多くいます。嫌な気分にさせられるのですから、当たり前なことです。では実際に威張る人を嫌いと感じるのはなぜでしょう。
ここでは威張る人のことが嫌いな理由について紹介します。あなたが威張る人に持つ嫌いな感情と比べてみてください。
弱い立場の人ばかりをターゲット
威張る人が嫌いな理由として、人によって態度が変わることがあげられるのではないでしょうか。威張る人の多くが、自分よりも弱い立場の人をターゲットにしていると感じられます。
先輩や上司に対して威張っている人を見たことありますか?多くは後輩や部下をターゲットにしているでしょう。また同僚や友人関係に対して威張る人は、自分が優位に立つ理由を挙げ威張ると言えます。
関連記事はこちら▽ 優位に立ちたい人の特徴や心理|優位に立ちたい人への対処法とは
実力が伴っていない
威張っている割には本人が言うほど実力はないと感じてしまうことが多く、その程度でなぜ威張られなくてはいけないのかと不満に感じている人は多くいます。威張る人はどこが自己評価が高い人が多いです。
逆に威張っていても実力が伴っていれば、納得して話しが聞けるということでしょう。
人のせいにする
普段はさんざん威張って自分が正しく上であると語っているのもかかわらず、物事が上手くいかなくなった瞬間、その原因を人のせいにする人がいます。威張るのであれば最後まで責任を持って主張すべきです。
それができないから周りの人から嫌われてしまうのではないでしょうか。
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どんな内容でも自分の話題にする
自分がどれだけすごいか・どれだけ周りより上であるかを知らしめるために、どんな話題も自分の話題に変えていきます。自分の話題にするだけならまだしも、相手を下げる言い方までされるのですから、聞いてる方はたまりません。
本人にとっては自分の自信を取り戻し、気分のあがる会話なのかもしれませんが、周りを嫌な気分にさせている行為であるということです。
威張る人への対処法
威張る人との付き合いに悩む人は多くいると思います。威張る人に出会ってしまった時、どのような対処法を行えば、嫌な思いを軽減することができるのでしょうか。
ここでは威張る人への対処法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
感情を無にする
相手の話をいちいち真に受けていては精神が持ちません。この人はこういう人・聞くだけ無駄とやり過ごしましょう。
悔しそうな反応や凄いともてはやされることで、相手の気持ちは満たされます。人間は欲深いもので、1度満たされると更に求めてきます。
感情を無にし必要以上に反応しないことで、相手はこの人を相手にしても満たされることはないと諦めてくれるでしょう。
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距離を置く
威張る人にあなたが付き合う必要はありません。付き合っていても何の得にもならないからです。
反論したり相手に合わせしたがってしまうことは、トラブルになる可能性もあります。絶対に関りを持たなくてはいけないといった関係性でないのであれば、距離を置くことは良い対処法です。
反論する
威張る人は自分よりも弱い立場の人をターゲットにしがちです。それならば反論して静かに聞いているだけではないと示してしまえば良いのです。
上司に対してはやりづらいかもしれませんが、あなたの精神的健康が保てなくなるのであれば、反論するくらいたいしたことないです。
受け入れる
反論できないし距離を置くことも難しく、できるだけ穏便に済ませたい人もいるでしょう。その場合は、受け入れるが一番合った対処法です。
本人は自分の意見を通したい・自分の思う通りになって当たり前に考えています。全てを受け入れ思いのままにさせることで満足してもらえます。
しかしそれはあなたをストレスになりかねない方法となるので、無理をしないように気を付けましょう。
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第三者を間にいれる
本人同士では対処できないこともでてきます。その場合は第三者に間に入ってもらうことが有効と言えるでしょう。
間に入るのは誰でもいいわけではありません。できるだけ上の立場にいる人が良いと言えます。
または職場であれば人事など社内の人間関係や役職などを把握している部署の人を選び、公平に意見を聞いてもらいましょう。
職場で威張る人への転がし方
威張る人が職場にいると、対応すれば仕事に集中できないし、無視すれば業務に支障が出ると、どう扱うか難しさがあります。威張る人をうまく転がすことが、仕事に支障を出さないためのコツとも言えるのではないでしょうか。
ここでは威張る人の転がし方を紹介します。
褒めたたえる
面倒なこと・難しいことなど、自分で手出ししたくないと思うことがあるでしょう。それは仕事の案件にも人間関係にも当てはまります。
威張る人は自己評価が高く、誰よりも能力が長けていると考える人が多いです。「さすが○○さん」「○○さんにしかできません」なんて言葉をかければ、たちまち気分を良くして難しい案件でも率先して取り組んでくれるでしょう。
思う存分威張らせる
威張ることでストレスを発散できたり人より上だと感じることで、攻撃的な感情が落ち着くのであれば、思う存分威張らせておきましょう。不満が募り攻撃されるよりマシです。
心が満たされれば仕事に集中してもらえるかもしれません。またそれは自分にとって邪魔されずに仕事に取り組める時間が増えることにもつながるので、効率アップと言えます。
大げさにリアクション
威張る人の話をよく聞き大げさにリアクションと取ることで、あなたに対する見る目は甘くなります。時間はかかるかもしれませんが、根気よく続ければいずれ信頼されるようになり、意見を聞いてくれるようになります。
またあなたに対して威張ることも少なくなtると言えるのではないでしょうか。
威張る人の最終的な末路
威張っている人は周りの人を巻き込み迷惑をかけることもあるので、そのまま幸せな期間が続くとは言いにくいです。因果応報という言葉があるように、必ず自分に戻ってくるものです。
では威張る人の末路を見てみましょう。これを参考に同じことを行わないよう反面教師にしましょう。
相手にされない
威張るだけ威張って実力を伴わない人について行く人はいません。どんな人か分からない初めのうちは話を聞き受け入れてくれますが、長期間付き合えば威張っている内容が本当かどうかは見えてきます。
「威張るだけあって実力者だ」と感じれば慕われるかもしれませんが、ちょっとでも実力のなさが見られれば相手にされなくなります。威張っていることもあり、周りの見る目は厳しくなりますので、残念ながら慕われる人は少ないと言えるのではないでしょうか。
誰も助けてくれない
威張って実力があることや周りより上であるとアピールを続けてきたのですから、本当に困ったことが起こったとしても、助けを求めることはプライドが許しません。周りの人からしても、威張っていたのだから自分で対処できるはずと手を差し伸べる人はいないでしょう。
自分が勝手な考えで威張ったことで、のちに自分の首を締めることになります。
孤独
わざわざ嫌いな人と付き合う人はいません。威張った態度を改めないことで、気が付いたら周りに誰もいなくなっていたということはよくあることです。
会話は必要最低限・ランチや飲み会の誘いがなくなり、いつも自分一人になっているなんてことになりかねません。孤独になってから気が付いたのでは遅いのです。
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友達と呼べる人がいない
気心知れ信頼関係が気づけた人を友達と呼びます。威張っていれば相手からの信頼はなく、距離を置かれてしまいます。
本人が友達と言っても相手にとっては、話を合わせていただけということもあるのです。一方通行な人間関係ばかりで、本当に友達と思ってもらえていないという、悲しい現実が待っています。
威張ることは不幸への第一歩
その場の感情で人に対し威張ってしまうことは、その後の自分の生活に大きな影響をもたらすことになります。威張ることは信頼をなくしてしまいます。自分で周りから大切な人を追い払っている行為と言えるでしょう。
威張ることを続けることで、気が付いた時には親しくする人はいなくなり、待っているのは孤独です。そうならないように早い段階で自分の行動を見直す必要があります。
また威張る相手としてターゲットにされている人にとっては、ストレスの原因となります。我慢することが1番良い方法とは言えません。威張る人を反面教師にしつつ、どう対処すべきかを考えましょう。