感情移入しやすい人の特徴について、紹介します。
周りの人や映画、本などの登場人物、あらゆるものに感情移入してしまう人っていますよね。
まるで他の人や作品の登場人物になったかのように感情移入してしまう人とは、一体どんな人なのでしょうか。
ここでは、感情移入しやすい人の特徴や性格の他、長所短所、向いてる仕事まで紹介していきます。
自分自身が感情移入しやすくて悩んでいる…という人も、必見ですよ!
目次
感情移入しやすい人の特徴
まずは、感情移入しやすい人の特徴から紹介していきます。
周りの人に感化されてもらい泣きしたり、物語の世界にどっぷりとハマってしまう感情移入しやすい人。
感情豊かなイメージがありますが、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。
関連記事はこちら▽ 感化されやすい人の特徴|周りを感化させる方法とは?
人に優しい
感情移入しやすい人の特徴には、人に優しいことが挙げられます。
感情移入しやすい人は思いやりがあり、誰に対しても優しく接することができます。
老若男女問わず、分け隔てなく接することができるのは素晴らしいことですね。
また、人だけでなく動物や植物、自然などに対しても優しいのも、感情移入しやすい人の特徴と言えるでしょう。
すぐ泣く
感情移入しやすい人の特徴には、すぐ泣くことが挙げられます。
すぐ泣くと言っても、泣き虫と言うよりは『涙もろい』と言ったほうがしっくり来るかもしれません。
誰かが泣いているともらい泣きしたり、映画を見てすぐ泣いたり、人が辛そうにしていると思わず涙が出てしまったり…。
自分のことで泣くと言うより、人の気持ちがこみ上げてきて泣ける人のことですね。
感受性が豊か
感情移入しやすい人の特徴には、感受性が豊かなことが挙げられます。
感受性が豊かだからこそ、感情移入しやすいと言い換えることもできますね。
人の感情を受け止める力に優れているので、まるでその人が乗り移ったかのように感情移入してしまうのです。
そのため、感情移入しやすい人は『人の気持ちを感じ取る』ことを得意としています。
相談されやすい
感情移入しやすい人の特徴には、相談されやすいことが挙げられます。
感情移入しやすい人は共感力が高く人の気持ちを察する能力に長けているので、相談されやすいと言えます。
相手の立場になって考えることができるので、相談しやすいのでしょう。
親身になって相談に乗れるので、信頼もひとしおです。
音や匂いに敏感
感情移入しやすい人の特徴には、音や匂いに敏感なことが挙げられます。
感情移入しやすい人は感受性が高いこともあり、音や匂いに敏感なことが多いです。
普段との違いにもすぐに気づくのですが、うるさい場所や騒がしい場所、人混みが苦手な人も多いようです。
感情移入しやすい性格
続いて、感情移入しやすい性格を紹介します。
感情移入しやすい人は感受性が豊かで人に優しくできる人のことですが、性格にはどんな特徴があるのでしょうか。
感情移入しやすい人の性格には、以下のものが挙げられます。
小さなことに感動できる
感情移入しやすい人の性格には、小さなことに感動できることが挙げられます。
感情移入しやすい人は、日常の些細なことにも感動することのできる人です。
特別なことではなく、当たり前のようなこと、普通なら見過ごしてしまうような小さなことにも感動できるのは、感情移入しやすい人が感受性豊かである証かもしれません。
自己主張が苦手
感情移入しやすい人の性格には、自己主張が苦手なことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、比較的共感力が高く、相手の気持ちを重んじることができる人です。
だからこそ、自分の意見を言うのは苦手であったり、相手の気持ちに感情移入しすぎてしまって、自分の気持ちが分からなくなることもあるでしょう。
ネガティブ
感情移入しやすい人の性格には、ネガティブなことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、ポジティブな感情よりもネガティブな感情を吸収しやすいので、自分自身もネガティブになってしまうことが多いです。
他人の感情に振り回されて、ネガティブな感情だけが残ってしまうことも少なくありません。
ストレスを溜めやすい
感情移入しやすい人の性格には、ストレスを溜めやすいことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、相手の気持ちを尊重することができるのですが、それと同時に自分の気持ちを我慢することも多いため、どうしてもストレスを溜めやすくなってしまいます。
上手にストレスを発散していかないと、自分自身が辛くなっていくでしょう。
敏感
感情移入しやすい人の性格には、敏感なことが挙げられます。
感情移入しやすい人は敏感な性格をしているので、些細な変化にも気づくことができるでしょう。
人の見た目の変化はもちろん、気持ちの変化なども敏感に感じ取ることができるため、観察力に優れていると言えます。
ただし、敏感であるが故に自分が疲れてしまわないように気をつけなくてはなりません。
感情移入しやすい人の長所と短所
では次に、感情移入しやすい人の長所と短所について紹介しましょう。
感情移入しやすいことは、長所でもあり短所でもあります。
感情移入しやすい人の長所と短所には、どんなものがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
長所
相手の気持ちを汲み取れる
感情移入しやすい人の長所には、相手の気持ちを汲み取れることが挙げられます。
感情移入しやすい人の最大の長所ともいえるのが、相手の気持ちを汲み取れること。
相手の気持ちが分かり、相手の立場に立って物事を考えることができるのは、感情移入しやすい人の最大の長所と言えるでしょう。
関連記事はこちら▽ 相手の立場に立って考えられない人の特徴|相手の立場に立って考えるトレーニング方法とは
気配りができる
感情移入しやすい人の長所には、気配りができることが挙げられます。
感情移入しやすい人は人の気持ちを察する能力に長けているので、自然と気配りができる人でもあります。
相手が何を考えているのか、何を求めているのかが分かるので、気配りも適切なものとなり、周りから感謝されていることでしょう。
表情豊か
感情移入しやすい人の長所には、表情豊かなことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、周りの人の感情をそのまま受け取って自分自身に反映させてしまうため、必然的に表情が豊かになります。
笑ったり泣いたりなどの表情が豊かであるため、特に男性は感情移入しやすい女性を見ると『可愛い』と思うことも多いようです。
短所
自分がない
感情移入しやすい人の短所には、自分がないことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、他人の感情がどんどん自分の中に入ってきてしまい、『自分』がなくなってしまいます。
自分の気持ちや考えが言えないのは、自分自身でも『自分の気持ちがなんなのか本心が分からない』状態になっているからかもしれません。
傷つきやすい
感情移入しやすい人の短所には、傷つきやすいことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、他人のネガティブな感情もそのまま受け止めてしまうため、非常に傷つきやすいです。
あれやこれやと色々と考えすぎてしまうところもあるので、一度悪い方に考え出すと思考が止まらなくなるなど、自分が傷つくまで考えるのを辞めることができません。
関連記事はこちら▽ 考えすぎる人の特徴や性格|考えすぎてしまう時の対処法とは 傷つきやすい人の特徴や原因|傷つきやすい性格を直したい人の克服方法とは
周囲の影響を受けやすい
感情移入しやすい人の短所には、周囲の影響を受けやすいことが挙げられます。
感情移入しやすい人は、良くも悪くも周囲の影響を存分に受けてしまいます。
それが悪いことや自分にとって良くないことであっても、影響されてしまうのは感情移入しやすい人の短所と言えるでしょう。
特にネガティブな感情の方が影響しやすいので、どんどん落ち込んでしまうことも少なくありません。
関連記事はこちら▽ 影響されやすい人の特徴|すぐ影響される人の直し方とは
感情移入しやすい人に向いてる職業
では次に、感情移入しやすい人に向いてる職業を紹介します。
感情移入しやすい人は、『感受性が豊か』『人の気持ちが分かる』『共感できる』という長所がありますので、その長所を活かせる仕事がおすすめ。
具体的には、以下のような職業が向いています。
関連記事はこちら▽ 人の気持ちがわかる人の特徴|人の気持ちがわかる人になるにはどうすればいい?
デザイナー
感情移入しやすい人に向いてる職業には、デザイナーが挙げられます。
デザイナーは感受性豊かな人にぴったりの仕事であり、尚且つ感情移入しやすい人は相手の気持ちが分かるので、『依頼主がどんなものを求めているのか』を判断することができるでしょう。
デザインや芸術関連は依頼主の意向を言葉で説明するのが難しい部分も多いので、細かいところまで汲み取れる感情移入しやすい人にぴったりです。
カウンセラー
感情移入しやすい人に向いてる職業には、カウンセラーが挙げられます。
ただし、カウンセラーは賛否両論あるのでご注意を。
なぜなら、あまりにも感情移入してしまう人が人の悩みを聞きすぎてしまうと、自分まで心の病にかかってしまいそうになるからです。
とはいえ、親身になって話を聞ける特徴を活かせば、カウンセラーも天職と言えるでしょう。
小説家や漫画家
感情移入しやすい人に向いてる職業には、小説家や漫画家が挙げられます。
感情移入しやすい人は、物語を見たり読んだりしたとき、登場人物になり切れる人。
だからこそ空想や妄想をするのも得意なので、自分で物語を作るのも得意分野といえます。
登場人物の気持ちが手に取るように分かるので、良い物語が書けるのではないでしょうか。
医療関係
感情移入しやすい人に向いてる職業には、医療関係の仕事が挙げられます。
医療関係の仕事は、人の話を聞くことが必要不可欠。
その上で、相手の気持ちに寄り添って解決策を見出していかなくてはなりません。
『人の話を聞く』ことが先決ですから、感情移入しやすい人にはぴったりの仕事と言えるでしょう。
福祉関係
感情移入しやすい人に向いてる職業には、福祉関係の仕事が挙げられます。
障害などハンディを抱えている人と向き合う福祉関係の仕事は、大変ですがやりがいのある仕事ですね。
こちらも人と関わる仕事であるため、人の話をきちんと聞ける感情移入しやすい人にはおすすめの職業の1つです。
感情移入できない人
ではここで、感情移入できない人について見ていきたいと思います。
感情移入しやすい人もいれば、感情移入できない人、感情移入しにくい人もいますよね。
感情移入できない人とは、一体どんな人なのでしょうか。
感情移入できない人には、以下のような特徴が挙げられます。
共感できない
感情移入できない人の特徴には、共感できないことが挙げられます。
感情移入できない人は、相手の考えてることがなかなか理解できず、共感することができません。
中には『理解はできるけど共感はできない』タイプもいますが、いずれにしても相手の感情が分からないため、共感することができません。
協調性がない
感情移入できない人の特徴には、協調性がないことが挙げられます。
感情移入できない人は、先ほども触れたように相手に共感することができません。
理解や共感ができないということは、つまり人に合わせることができないということ。
協調性がないので、集団生活では苦労するかもしれません。
関連記事はこちら▽ 協調性がある人の特徴|協調性がある人になるにはどうすればいいの?
自己が強い
感情移入できない人の特徴には、自己が強いことが挙げられます。
感情移入できない人は、自分の意思など『自己』が強く、しっかりと主張できる人でもあります。
自分の考えや意思がはっきりしている分、『自分が正しい』と思い込んでしまうところがあり、相手の考えを汲み取ることができないのです。
負けず嫌い
感情移入できない人の特徴には、負けず嫌いなことが挙げられます。
感情移入できない人は、基本的に負けず嫌いな性格をしています。
相手に共感したり相手の感情を理解することは、自分の感情を否定すること、つまり『負けること』という思い込みがあるのです。
負けず嫌いだからこそ、何でも勝ち負けで考えてしまうのでしょうね。
他者への関心が薄い
感情移入できない人の特徴には、他者への関心が薄いことが挙げられます。
感情移入できない人は、自分優先であり他者に関心があまりありません。
人がどう考えているかなど、他人に興味が無いのです。
興味のないことをやろうとは思いませんから、人の感情を理解しようとも思えないのでしょう。
感情移入しない方法
最後に、感情移入しない方法を紹介します。
あまりにも感情移入してしまうと、仕事などにも支障が出てしまうもの。
感情移入するのは悪いことではないのですが、感情移入しすぎるのは問題かもしれません。
感情移入しない方法は、こちらです。
自分と他者を区別する
感情移入しない方法には、自分と他者を区別することが挙げられます。
感情移入しやすい人は、『自分と他者』の区別が曖昧で、他者の気持ちがあたかも自分の本心のように感じてしまいます。
自分は自分、人は人ときちんと区別することで、必要以上に感情移入するのを防ぐことができるでしょう。
何もしない時間を作る
感情移入しない方法には、何もしない時間を作ることが挙げられます。
感情移入しやすい人は、一日のうちに少しでもいいので、『何もしない時間』を作ってみてください。
何もせずにただボーッとする時間を作ると、自分の本心と向き合うことができますよ。
自分と他人の区別をつけるためにも、何もしない時間を作ることはおすすめです。
日記をつける
感情移入しない方法には、日記をつけることが挙げられます。
毎日日記をつけることで、自分の感情と向き合ってみましょう。
文字にすることで、自分の本心がはっきり分かるようになりますよ。
日記を書くときには、できるだけ『主語』を明確にすることをおすすめします。
無感情になる
感情移入しない方法には、無感情になることが挙げられます。
仕事のできる人が実践している方法なのですが、できる人は『無感情』を貫いています。
何があっても動じず、惑わされずに自分のやるべきことをやるためには、感情は邪魔なもの。
目の前のやるべきことにだけ集中するようにすると、必要以上に感情に振り回されることがなくなります。
話をちゃんと聞かない
感情移入しない方法には、話をちゃんと聞かないことが挙げられます。
話を聞かないというと悪いことのように聞こえますが、人の話は半分程度聞くくらいの気持ちでいるとGood。
相手はただ話すだけで満足することも多いですし、『聞いてもらった』ということが重要なのです。
話をしっかり聞くとどうしても感情移入してしまいますから、適当に聞くくらいの軽い気持ちでいてください。
感情移入しやすい人は人の気持ちがわかる人
感情移入しやすい人の特徴について、紹介しました。
感情移入しやすい人は、人の気持ちがよく分かる人であり、相手の立場になって物事を考えることのできる人でもあります。
周りから好かれ、信頼される人でもありますが、その性格故にストレスを溜めやすく、疲れやすいのも特徴の一つ。
自分が疲れて壊れてしまわないよう、適度にリフレッシュすることを怠らないでくださいね。