緩慢な人の特徴や性格|緩慢な人への対処法とは

緩慢な人の特徴や性格|緩慢な人への対処法とは

緩慢な人の特徴について、紹介します。

あなたの周りにも、『緩慢な人』はいませんか。

もしかしたら、身近にいる緩慢な人に日々イライラしてしまっているかもしれませんね。

ここでは『緩慢な人』にフォーカスを当て、特徴や性格、対処法などを紹介していきます。

記事の最後には緩慢になる方法についても触れていますので、『緩慢さ』を手に入れたいと思っている人も、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

「緩慢な人」の意味とは

まずは、『緩慢な人』の意味から紹介します。

『緩慢』を辞書で引くと、以下のような意味がありました。

  • 動きがゆったりしていて鈍いこと
  • 物事の処理の仕方が手ぬるいこと
  • 対応が遅く、中途半端なこと

辞書的な意味合いからも分かるように、『緩慢』はあまり良い意味で使われる言葉ではありません。

緩慢は動きが遅い、対応が遅いという意味ですから、基本的には否定的な意味で使われる言葉だと言えるでしょう。

テキパキと物事をこなせる人からすると、ちょっとイライラしてしまうかもしれませんね。

緩慢な人の特徴

緩慢な人の特徴について、紹介します。

緩慢な人は何をするにもゆっくりで、対応も遅い人のことをいいます。

職場に緩慢な人がいたら嫌だな…と思ってしまう人もいるでしょう。

そんな緩慢な人の具体的な特徴は、こちらです。

適当

緩慢な人の特徴には、適当なことが挙げられます。

緩慢な人は、良くも悪くも『適当』なことが多いです。

仕事でもプライベートでも、『とりあえずやっておく』というスタンスなのは、緩慢な態度の典型的な特徴でしょう。

時には力を抜いて適当に過ごすことも大切ですが、常に適当なのは困ったものですね。

時間にルーズ

緩慢な人の特徴には、時間にルーズなことが挙げられます。

緩慢な人は動きがゆったりしていてのろく、対応も遅いため必然的に時間にもルーズになります。

約束をしていても、時間を守れないことも少なくありません。

時間にルーズ、約束を守れないというのは、社会人としては致命的と言えるでしょう。

切り替えが下手

緩慢な人の特徴には、切り替えが下手なことが挙げられます。

特にその傾向が顕著に現れるのが、オンとオフの切り替え時。

緩慢な人は切り替えそのものも緩慢なので、なかなか切り替えることができません。

休憩なのにいつまでも仕事をしていたり、休憩が終わったのになかなか仕事に取り組めないこともあるでしょう。

仕事が遅い、できない

緩慢な人の特徴には、仕事が遅い、できないことが挙げられます。

緩慢な人は物事の処理の仕方が手ぬるい上、対応も遅いため、周りからは『仕事ができない人』というレッテルを貼られていることも少なくありません。

日本の会社では、特に俊敏さや効率の良さが重視されますから、緩慢な人にとっては不利かもしれませんね。

関連記事はこちら▽ 俊敏な人の特徴|俊敏性が求められる仕事とは

手際が悪い

緩慢な人の特徴には、手際が悪いことが挙げられます。

緩慢な人は物事の処理の仕方が手ぬるく中途半端なので、何をするにも『手際が悪い』印象を与えてしまいます。

手際の良さは、仕事では必要不可欠なスキルといっても過言ではありません。

だからこそ、手際の悪い緩慢な人は周りから疎まれてしまうのです。

緩慢な性格

続いて、緩慢な性格について紹介します。

緩慢な人に共通する性格には、どんなものがあるのでしょうか。

なぜ動きがのろいのか、対応が遅くなるのか気になりますよね?

その理由は、緩慢な人の性格にありました。

緩慢な人の性格は、こちらです。

めんどくさがり

緩慢な人の性格には、めんどくさがりなことが挙げられます。

緩慢な人は基本的にめんどくさがりな性格をしているため、テキパキ行動することができません。

誰でも、やりたくないことや乗り気じゃないことをするときには、足取りが重くなるでしょう?

それと同じで、緩慢な人は何をするにも『めんどくさい』と思っているのです。

焦らない

緩慢な人の性格には、焦らないことが挙げられます。

緩慢な人は、たとえ周りがどれだけ忙しく動き回っていたとしても、焦ることはありません。

ある意味、『自分は自分』と割り切っているのです。

どんなときでも焦らず落ち着いているというのはなかなかできることではないので、考えようによっては緩慢な人の長所と言えるでしょう。

関連記事はこちら▽ 焦らない人の特徴や心理|焦らない方法や対処法をご紹介! 焦らない人の特徴や心理|焦らない方法や対処法をご紹介!

周りを気にしない

緩慢な人の性格には、周りを気にしないことが挙げられます。

焦らないことと似ているのですが、緩慢な人は周りを気にせず自分のペースを守ります。

自分のペースを守ることは大切なことですが、空気が読めないと思われることも多いので気をつけなくてはなりません。

平和主義

緩慢な人の性格には、平和主義なことが挙げられます。

緩慢な人は、争いごとを嫌います。

セカセカしたり自己主張をして相手と衝突することを避ける傾向があるため、あえてゆっくりと、のほほんと過ごしていることも。

ただし、その緩慢な態度が周りをイライラさせることも少なくありません。

穏やか

緩慢な人の性格には、穏やかなことが挙げられます。

緩慢な人はどんなときでもゆっくりしていて、自分のペースを崩しません。

その様子はとても穏やかで、時として周りを癒してくれることもあるでしょう。

どんなときも穏やかでいるのは難しいことなので、それができる緩慢な人は凄いですね。

緩慢な人への対処法

続いて、緩慢な人への対処法を紹介します。

緩慢な人は穏やかで癒し効果のある人でもありますが、仕事などではやはりイライラすることも多いでしょう。

特に時間を守れなかったりすることもあるので、困ったものです。

そんな緩慢な人への対処法を、見ていきましょう。

時間を意識するよう伝える

緩慢な人への対処法には、時間を意識するよう伝えることが挙げられます。

緩慢な人は時間を気にせず、自分のペースでのろのろと作業をしていきます。

しかし仕事では、時間が決まっていることも多いもの。

そういうときは、『これは何時までに終わらせる』と時間を意識させることが大切です。

時間だけはきちんと守るように伝えましょう。

優先順位をつけさせる

緩慢な人への対処法には、優先順位をつけさせることが挙げられます。

緩慢な人は、物事の優先順位をつけるのが下手です。

何から手をつけるべきかが分からず、とりあえず目に付いたものから始めることも少なくありません。

効率良く進めるためにも、優先順位をつけさせてみてください。

イエスバット法で話す

緩慢な人への対処法には、イエスバット法で話すことが挙げられます。

仕事が遅くて周りに迷惑をかけているのだとしたら、やはり見過ごすことはできません。

その際は、なぜ遅くなったのかを相手からちゃんと聞き、一旦それを認めてください。

頭から否定するのではなく、一旦相手の言い分を認めた上で、自分の意見を言うのです。

イエスバット法は、あらゆる場面で役に立つので、ぜひ覚えておきましょう。

効率良くやるメリットを話す

緩慢な人への対処法には、効率良くやるメリットを話すことが挙げられます。

もしかしたら緩慢な人も、本音では効率良くやりたいものの、そのやり方が分からないのかもしれません。

効率良くやるメリットや方法を、緩慢な人に話してみてください。

やり方が分かれば、緩慢な人も少しずつ変わっていくかもしれませんよ。

こういう人なんだと割り切る

緩慢な人への対処法には、こういう人なんだと割り切ることが挙げられます。

緩慢な人へ何を言っても変わらないのであれば、『この人はこういう人なんだ』と割り切るしかありません。

急ぎの仕事などは任せず、雑用など時間がかかっても差し支えない仕事だけを頼むようにしましょう。

緩慢になるには

最後に、緩慢になるにはどうすればいいのか、その方法を紹介します。

緩慢な人は決して褒め言葉ではないのですが、いつもセカセカして失敗ばかりしている人、焦ってイライラしてしまう人からすると、緩慢な人に憧れる気持ちも分かります。

緩慢になりたいのなら、以下のことを試してみてください。

動作をゆっくりにする

緩慢になるためには、動作をゆっくりにすることが挙げられます。

緩慢な人は、『動きがゆったりしていてのろい』ことが最大の特徴。

セカセカ動くのではなく、動作の一つ一つをゆっくりにしてみましょう。

歩いたりすることはもちろん、話し方もゆっくりを意識することがおすすめです。

人の話を最後まで聞く

緩慢になるためには、人の話を最後まで聞くことが挙げられます。

時々人の話を食い気味に聞く人がいますが、緩慢になりたいのなら食い気味に聞くのはNG。

人の話は必ず最後まで聞き、相手が完全に話し終わってから話すようにしてみましょう。

リアクションが遅いというのも、緩慢な人の特徴ですからね。

丁寧に行う

緩慢になるためには、丁寧に行うことが挙げられます。

動作をゆっくりにすることと似ていますが、緩慢になりたいのなら、何をするにも丁寧に行うことを意識しましょう。

急いでやると失敗する、ゆっくり丁寧にやればうまくいく、と言われたことはありませんか?

何をするにも丁寧に行うことは、とても大切なことですよ。

落ち着きを出す

緩慢になるためには、落ち着きを出すことが挙げられます。

予想外のことが起こったとき、誰よりも慌てふためくのは緩慢な人とは言えません。

何が起きても動じず、落ち着いていられる人になりましょう。

そのためには心に余裕を持つことや、あらかじめ『起こる可能性のあるトラブル』について想定しておくことが必要です。

やるべきことはやる

緩慢になるためには、やるべきことはやることが挙げられます。

緩慢な人の長所に惹かれて、あなた自身も緩慢な人になりたいと思ったのでしょうが、ゆっくり遅くしただけではNG。

なぜなら、それだと緩慢な人の短所ばかりが目立ってしまい、周りから嫌われる原因になるからです。

緩慢な人を目指していても、やるべきことはきちんとやるようにしてください。

緩慢な人はマイペースすぎてウザがられることもあり

緩慢な人の特徴や性格、対処法などについて紹介しました。

緩慢な人にはもちろん良いところもありますが、仕事などでは特に短所ばかりが目立ってしまいがち。

よく言えばマイペースなだけですが、悪くいえば空気が読めない人ですからね。

緩慢な人は職場などで居場所をなくさないよう、最低限やるべきことだけはキチッとやるようにしてください。

自分のペースを守ることも大切ですが、『緩慢な人』ではなく『穏やかな人』と言われるようになるといいですね。