「この人なんとく世間とズレてる?」と感じることはありませんか?どこの業界にも存在する浮き離れした人。では、浮世離れした人ってどんな意味?それって褒め言葉?浮世離れした人の特徴や性格、雰囲気や生活など気になるポイントをご紹介します。モテる理由や向く仕事、付き合い方ややるべきことも解説しているので、確認してくださいね。
目次
「浮世離れした人」の意味とは
浮世=世間・社会・常識・一般的。つまり「浮世離れした人」というのは、周囲の意見や意識にとらわれず、我が道を進む人のことです。例えば現実を見て仕事を選びます。給料や勤務時間、通勤距離や仕事内容など、さまざまな条件を検討するでしょう。でも浮世離れした人は、そういう外側の条件で選ぶのではなく、自分の価値観に従って候補先を選んだりします。そのため場合によっては給料が安かったり、勤務先が不便な山奥になることもあります。
「浮世離れ」は褒め言葉?
褒め言葉かどうかは受け取り方によって変わります。ただ、どちらかと言えば、あまり良いイメージでは使われません。「一般的ではない」「常識外れ」という意味になるので、ほとんどの人は褒め言葉として受けとめられないでしょう。しかし、浮世離れしているほうが良い職業もあり、世間と離れていたほうが成功する場合もあります。普通に会社で働く場合は「浮世離れしている」と言われないほうが、良い場合もあります。ようは自分を取り巻く環境によって変わります。
浮世離れした人の特徴
みんなと同じ。周囲と足並みをそろえる。これができない人は、浮世離れしている可能性があります。もちろん仕事や生活環境によっても違うので、いくつかのポイントを参考にしてみてください。浮世離れしていても人間的な価値が下がるわけではなく、少し世間とズレれているだけです。
生まれながらのお金持ち
裕福な家庭に生まれると、世間知らずに育ちます。経済的な苦労を知らないまま大人になるので、金銭感覚が一般的ではありません。例えばジュエリーや美術品を集める。車は絶対に新車しか買わない。節約しなければならない概念がないため、渡せば渡した分だけお金を使います。
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バーチャルを追いかける
ドラマに登場する俳優。大好きなゲームのキャラクター。好みの漫画の主人公。自分の身の回りに存在しないバーチャルを追いかけ、そこに気持ちを起きたがります。「現実にはこんな設定あり得ない」「こんな人はいるわけがない」と理解していても、そこにハマってしまう人も多いです。
ノーメイクに近い
女性であれば、ノーメイクに近いです。「キレイに見てもらいたい」と思わない人が多く、あまり自分を着飾ったりはしません。そのためメイクしても薄化粧。日焼け止めは塗るし、基礎化粧品は使うかもしれませんが、派手なメイクをしないのでかなりナチュラルです。
服装が独特
流行りのファッションを取り入れることはありません。自分が気に入っている服装を優先するため、TPOに応じるのは苦手です。もちろんドレスコードには従わざるを得ませんが、それも仕方なくやっている感じです。少々時代遅れになっていても、人の視線は気にしません。
カリスマ性がある
カリスマ性のある男性が多いです。そのため周囲の人が人気を利用しようとしたり、場合によっては騙されることもあります。でも、本人は気づきません。自分の世界観と純粋に向き合い、そこから生み出される発想を大切にしています。普通の人が思い描かないようなアイデアを出します。
浮世離れした性格
「もしかして私、浮世離れしてる?」と思ったら、自分の性格を振り返ってみてください。5つの事例を並べたので、1つ1つチェックしてみましょう。1つでも当てはまる項目があれば、浮世離れした性格と言えるかもしれません。気になる人は、身近な人の質問してみるのもおススメ。
深く考えない
天然気質なので、物事をあまり深くは考えません。「コイツには何か裏があるのでは?」「何をすれば怒られないで済むか」、俗世間のゴタゴタには関心がないので考えが及ばないのでしょう。そのため自分が「浮世離れしている」と思われていることも、どうでも良いと感じています。
好きなことに集中
好きなことにエネルギーを割きます。人によっては寝食を忘れるほど、没頭してしまうかもしれません。そのため時間の感覚が人と違うことも多く、「もうそろそろ終わりたい」とみんなが思っていることでも、自分だけはいつまでも続けられます。それを苦にするありません。
単独行動が得意
1人で過ごすことに寂しさはありません。むしろ団体で行動するほうが面倒。単独行動であれば、誰にも合わせる必要ないので、自分のタイミングで好きなように動きます。自分で選び自分で決断する。ごく当たり前のことなので、特に自慢するようなことでもありません。
世間の価値観に縛られない
家事はできなければならない。5教科すべて勉強しなければならない。そういった価値観からは最も遠く、一般的な考えからは外れています。そのため変わってる人と思われやすく、事実他の人とは違います。肩書きや立場は関係なく、ありのままを受け入れる傾向があります。
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恋愛に興味がない
恋愛に興味を持たない人が多く、異性を好きになる感覚もわかりません。それより自分の世界観が大切なので、誘われても感情は動かないでしょう。相手がどれだけ素敵な異性であったとしても、恋愛をする意味がわからないので、そこに費やす時間をもったいないと感じてしまいます。
浮世離れした人の雰囲気
年齢や性別によっても若干違いますが、主要な事例を5つあげます。「あの人もしかして」と思う人がいれば、比較してみてください。雰囲気だけで決まるとは言いませんが、人の内面は外側に現れることも多いので、当たらずとも遠からずの可能性が強いかもしれません。
みんなの目を引く美人
人それぞれの感覚ですが、女性であれば美人が多いです。凛としていて近寄りがたい。芸能人みたいに華がある。そんな人も多く、笑っていなければどこか機嫌でも悪いのかと思うかもしれません。多くの人が美人を認め、おそらく「恋人がいるだろう」と勝手に思われます。
IQが高そう
頭の回転が早そう。言葉も鋭い。IQが高そうな雰囲気を漂わせています。何でもよく知っている。リサーチ力も高い。普通の人には入っていけないようなオーラがあり、あまりに知的な空気を身にまとっているため、話しかけにくさもあります。でも、勉強する姿を見たことがありません。
ミステリアス
何を考えているかわからない。どんな生活をしているか実態不明。そんな謎に包まれた雰囲気を持っていて、実状が外に伝わってきません。アイドルではありませんが、トイレに行く姿が想像できない感じです。それだけ不思議な人で、何の仕事をしているか聞きづらさもあります。
空気が柔らかい
いつ対面しても、柔らかい空気に包まれています。そこだけ別の世界。その人の周りだけ雰囲気が違う。世間の雑音が聞こえてこない領域で、安全で平和な感じです。さまざまなものを受け入れ、多くを許し、争いのない穏やかな日常が訪れているような感覚でしょう。
育ちが良い
身のこなしが丁寧。場所をわきまえた振る舞い。一般的な家庭ではしつけられることのない言葉遣い。浮世離れした人は、育ちの良さが現れる人もいます。自分ではそれが普通だと思うようですが、現実とかけ離れた育ちの良さで、周りが引いてしまう場面も少なくありません。
浮世離れした顔の特徴
顔の形状もいろいろですが、どちらかと言えば、線の細い傾向にあります。つまりふっくらしているよりも、シャープなほうが多い。丸顔の人もいますが、全体的に痩せている、もしくは普通の体型です。そのため必然的に顔の大きな人は少ないでしょう。
あっさりしている
あまり顔のくどい人はいません。どちらかと言えば、あっさりしたタイプ。眉も太すぎず、唇も厚すぎない。パッと見て暑苦しさを感じない顔立ちの人が多く、すっきりした涼しげな印象が強いでしょう。女性で言えばクールビューティ。男性で言えばインテリなイケメン。
年齢不詳
童顔な顔立ちの人も多く、実際の年齢がわかりません。若々しさが目立ち、実年齢を聞いて驚く人もいるでしょう。その逆もありあまりに大人びた顔立ちで、10代でも年上に見られることもあります。見た目で年齢を判断できない人。それが浮世離れした人と言えます。
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感情が読めない
喜怒哀楽が小さく、あまり感情表現をしません。「感情を表してはいけない」と思っているわけではありませんが、リアクションしないので感情を読めないでしょう。そのため「何事にも冷静で動じない人」と思われる場合もあり、冷たい印象を持たれることもあります。
浮世離れした生活
「みんながやってるから自分も行う」ということはありません。例えば周りが結婚している。子供を持っている。一般企業に就職している。世代が違えば当たり前のことかもしれませんが、多くの人が通る道を通らない。それが浮世離れした生活に繋がります。
食事の量が少ない
俗世間とは離れて暮らしているため、現実的なストレスと直面することも少ないです。そのため食べることで気持ちを満たす必要もなく、たくさん食べたい気持ちも薄いでしょう。お腹が空けば食事もとりますが、基本的には人よりも食事量は少ない傾向にあります。
テレビ番組を見ない
芸能ニュースやスポーツに興味がなく、テレビ番組を見ない人も多いです。好きな番組は視聴しますが、それ以外は見向きもしません。番組を見ないにも関わらず、「静かなことに耐えられなから」という理由でテレビをつける人がいますが、浮世離れした人からすればあり得ません。
たくさん本を読む
読書家の人が多いです。週刊誌や雑誌は読みませんが、難しい小説や専門書を手にとる場合も少なくないでしょう。たくさんの本であふれているようなイメージですが、意外にも、本は整理整頓して並べられています。人によっては著者・出版社別に分類し、キレイに区別されています。
浮世離れしてる人がモテる理由
他の異性とは違う。なぜかわからないけど惹きつけられる。それがモテる理由にあげられるかもしれません。自分では自覚していない場合も多く、意図的にやっているわけではないでしょう。モテたいとも思っていないので、そんなフラットな状態がさらなる魅力に映ります。
過去にはない新鮮さ
浮世離れしている人は、これまで出会ったことのない新鮮さがあるかもしれません。他の異性とは違う対応をされるので、それを好意的な感情で受け止められます。本人はまったくそんなつもりがなくても、相手からすれば良い人に映り、異性としての魅力を感じられるのでしょう。
自然体でいられる
浮世離れした人自体が世間とズレているので、一緒にいても気取る必要がありません。そのためありのままでいられる。自然体で過ごせる。そんな居心地の良さがあって、異性にモテるのだと思います。「女性だから」「男性だから」と言われることもなく、気持ちが安らぐのでしょう。
母性本能をくすぐられる
「この人には私がいなければ」「どうにかしてあげたい」そう思わせるような行動をとるのかもしれません。そのため多くの女性は母性本能をくすぐられ、尽くしてあげたい気持ちになるでしょう。勝手にそうなってしまうので、本人に頼まれなくても差し入れをします。
年齢を気にしなくて済む
「年の差があるから」と引け目を感じていても、浮世離れした人は年齢を問題にしません。そのため気にする必要がなくなり、相手にしてもらえるかどうかは別にして、思い切った行動にでることも可能です。一緒にいるだけで、年齢のことを考えなくても良い自分に出会えます。
浮世離れしてる人に向いている仕事
浮世離れしている人は、会社勤めに向いていないかもしれません。もちろん会社の社風や方針にもよりますが、どちらかと言えば自由に働けるフリーランスのほうが向いています。枠の中にいると窮屈なので、曜日や時間にとらわれないほうが良いでしょう。
芸術家
浮世離れしてる人は芸術方面に向いています。例えば画家・デザイナー・作家・彫刻家など、何もないところから何かの作品を生み出すような職業が良いでしょう。学歴や資格は関係ありません。眠っていた才能を目覚めさせ、思い浮かんだアイデアを形にしてください。
宗教家
俗世間と切り離されているので、思い切って神職や仏門に入るにも良いでしょう。「今からできるの?」と思うかもしれませんが、神職を目指すなら大学で学んだり、仏門に入るなら弟子入りする方法もあります。いずれにしても世間一般とは違うので、向いているかもしれません。
音楽家
芸術家と同じ理由ですが、新しい音を紡いで曲を作る。誰にでもできることではありませんが、浮世離れしているからこそ、浮かんでくるメロディーがあります。1つの音から想像を広げ、物語を作るように奏でられるでしょう。クラッシックに限らず、ジャズやポップスにも対応できます。
浮世離れしてる人との上手な付き合い方
浮世離れしてる人とは、うまく折り合いをつけましょう。相手は、世間の常識にとらわれていないだけです。共感はしてもらえませんが、話し合えば理解してもらえることも多いです。ただし、説明不足から噛み合わないこともあるので、きっちり最後まで詰めてください。
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記録に残す
浮世離れしてる人は、現実的なことを忘れがちです。そのため何かを一緒にするなら準備や役割、工程などを記録しておきましょう。口で説明しても覚えていないことが多く、何度も言うと嫌われてしまうかもしれません。面倒であればメモ程度でもかまいませんが、できれば要点をまとめてください。
実際にお手本を見せる
どんな手順で行うのか。どんなふうに行動するのか。ある程度わかっていることがあれば、事前にお手本を見せておきましょう。浮世離れした人は現実的な行動がわからない場合も多く、場合によっては恥をかかせることにも繋がります。そうならないためにも、教えてあげておいてください。
最後に席を立つ
友達が浮世離れした人なら、お店で食事をしたあとは、あなたが最後に席を立ちましょう。もしかすると席に忘れ物をしている可能性があるので、最終確認をしたほうが良いかもしれません。これと同じで、最後に鍵をかける、貴重品を預かるのも役割になる場合があります。
計画を立てる
何を準備すれば良いのか。どこへ連絡するべきか。何時に出発すれば良いのか。浮世離れしている人は、計画を立てることが苦手な傾向もあります。特に個人で旅行する場合は、手続きを自分でしなければなりません。放置しておくと何の準備も進まないので、代わりにやってあげても良いかもしれません。
多くの行動を受け流す
時と場合によっては理想。悪くすれば妄想とも受け取入れますが、すべて受け流してください。現実にできるかできないかではなく、思い付いたことを言葉にするかもしれません。そのため予算や人材の確保は想定していないので、夢物語のような話しを膨らませる場合もあります。
浮世離れしたい人がやるべきこと
ある程度の社会的活動や身内、友人や恋人との関係性を大切にしたい場合は、苦手なことも挑戦しなければなりません。「これならできる」「これは無理」という概念は捨て、ひとまず自分でやってみることをおススメします。
飲み会を断らない
現実の人付合いを断らず、ある程度は付き合ってあげましょう。どうしても嫌な場所へ行く必要はありませんが、できるなら飲み会の誘いはOKしてあげてください。そこで思わぬアイデアを思いつくこともあるし、創作活動に役立つネタを聞き出すことができるかもしれません。
イベントに参加する
バーベキュー・キャンプ・カラオケ・ボーリングなど、普段興味のない分野でも積極的に参加しましょう。外の世界から刺激を受ければ、それを自分の世界に反映させられます。そこから人脈が広がることもあるし、もっと自分の住む世界を好きになることもあるでしょう。
みんなと同じものを持ってみる
みんながなぜこれを好きなのか。どこが良いのか。実際にみんなと同じものを持ってみるとわかるかもしれません。その結果として自分と合わない場合もありますが、それを確認するためにも試してみると良いでしょう。買って失敗することを防ぐため、手が届きやすい価格のものから。
ボランティアに参加する
困っている人のために体を動かしてください。人から感謝されることを知れば、浮世離れした考えも変わる可能性があります。今までやったことがないからこそ、やってみる価値はあります。ボランティアなら誰かの負担になることも少なく、現実の社会を学べます。
浮世離れしても地に足を着ける
浮世離れしていることは悪くありません。ただ、世間から少し遠い場所に存在するので、どうしても地に足の付かない価値観になります。それをフォローしてくれる人が周りにいる。または他の人の負担にならない。そんな環境であれば気にする必要もありませんが、現実として生きにくいようであれば、ある程度は歩みよってください。その上で他にはない才能を使って、新しい作品を生めるでしょう。