テキパキしてる人の仕事っぷりは、見ていてとても気持ちが良いものです。職場では上司から評価され、部下や同僚からは尊敬されるので、「あんな風にテキパキ動けたらなぁ…」と羨ましく思う人は多いでしょう。
今回は、テキパキしてる人について紹介します。
テキパキしてる人の特徴・性格や、テキパキ動けるようになるための方法など、詳しく紹介していきます。
目次
テキパキの意味とは
テキパキとは、「処理や対応がはっきりとしていて歯切れがよい」「素早く手際よいさま」という意味を表現した言葉です。
類語には、「効率的」「手っ取り早い」という言葉があります。
テキパキという言葉は、段取りが良くスピーディーにこなす人や、何でも要領よくこなすことのできる人について表現する場合に用いられます。
テキパキの反対語には「もたもた」「ぐずぐず」という言葉が該当します。これらの言葉はテキパキとは反対でマイナスな意味合いを持っています。
テキパキしてるは褒め言葉?
テキパキしてると言われたときは、ほとんどの場合が褒め言葉と捉えて良いでしょう。
特に職場で上司に「テキパキしてるね」と言われた場合には、かなり仕事ぶりを高く評価されていると考えられます。
ただ、テキパキしているという言葉を「せっかちな人」という意味合いで使う人も中にはいるので、その場合は褒め言葉ではなく、悪い印象を持っていることを表現しています。
テキパキしている人に持つ印象は人それぞれで、良い印象を持たれることが大半ですが、苦手意識を持つ人もいるのです。
テキパキしてる人の特徴
テキパキしてる人は、仕事ができる・常にパワフル・しっかりしている…などの、好印象を人に与える、周囲の人に好かれやすい特徴をたくさん持っています。
ここでは、テキパキしてる人の特徴について紹介していきます。
ハツラツとして明るい
「今日はなんだかやる気がしない…」そんな風に思うときは誰にでもあります。そんなときは仕事もなかなかはかどらないものです。
しかし、テキパキしている人は「やる気のない日」「元気のない日」というのがないのでは?と思う程いつも元気で明るく、太陽のような存在です。
みんなから頼られている
テキパキしてる人の特徴には、周囲の人から頼られているということも挙げられます。
仕事が迅速で対応力・処理能力共に高いことから、職場では部下だけでなく上司からも頼りにされる存在です。男性であれば、「仕事のできる人」と女性社員から注目を浴びモテる人が多いでしょう。
切り替えが早い
テキパキしている人は失敗や心配事をズルズル引きずることがなく、切り替えが早いという特徴もあります。
そのため仕事で誰かミスをしても、いつまでも責めることがなく「頑張ろう!」とポジティブな言葉をかけてあげられるので、周囲の人からその人柄にも好感をもたれます。
行動力がある
テキパキしている人はとても行動力があるのも特徴です。
考えてから行動するのではなく、行動しながら考えるタイプです。だからといって闇雲に行動するわけでなく、行動しながらしっかりと頭を回転させて取捨選択し、目標に向かって走っていく、頭の回転が非常に速い人なのです。
常に整理整頓されている
会社の自分のデスク回り、カバンの中、自分の部屋など、テキパキしている人の身の回りは常に整理整頓されていることが特徴です。
綺麗に整っているだけでなく、無駄な物を置いたり持ち歩くことがありません。テキパキしている人は合理的で無駄を嫌うので、散らかっていたり物が多いのは効率的ではないと考えています。
テキパキ動く人の性格
テキパキ動く人の性格は、一言で表すととても「サッパリしている」と言えます。何事においても執着がない性格であることが、常にテキパキと動き回れる秘訣なのです。
ここでは、テキパキ動く人の性格について詳しく紹介していきます。
ポジティブで前向き
テキパキ動く人は、とてもポジティブで前向きな性格をしています。
ネガティブな人は悩みや迷いが多く、基本的に立ち止まることがとても多いです。しかし、ポジティブな性格の人は多少の心配事や悩みは「まぁいいや」と振り切るので、考える時間が少ない分テキパキと行動することができるのです。
無駄が嫌い
テキパキ動く人は、何事においても無駄を嫌う性格です。
自分にとって無駄なことはどんどん排除し、合理的に動くことをポリシーとしています。
特に女性は一般的に、思い出の品など捨てられずため込んでしまう傾向がありますが、テキパキした女性は迷いなく無駄と思った物は処分します。
柔軟性がある
テキパキ動く人はとても柔軟性のある性格のため、突然の変更やアクシデントにも難なく対応することができます。頑固な性格の人はひとつのことにこだわり過ぎるため、変更や想定外のハプニングを対処するのが苦手で、物事の進行を遅らせてしまいがちです。
また、人の失敗を責めないのも柔軟に物事を考えられるからこそです。
関連記事はこちら▽ 頑固な人の特徴や心理|頑固な性格を治したい人がやるべきこととは
自分の考えをしっかり持っている
柔軟性があるからといって、人に流されやすいわけではありません。テキパキ動く人は自分の考えをしっかりと持っています。
だからといって人に自分の意見を押し付けることはなく、人は人・自分は自分と割り切っているので、信念を持ち目標に向けて走ることができます。
人に興味がない
人に興味がないというのは一見冷たい性格という印象を受けますが、「過剰に人に干渉しない」という意味ではとても良いことです。
テキパキ動く人にとって、人のことを必要以上に詮索するのはとても無駄な時間です。そのため誰とでもフラットに付き合うことができ、「さっぱりした人柄の良い人」という印象を持たれます。
テキパキしてる人の長所と短所
テキパキしてる人には長所しかないと考える人は多いでしょう。しかし、テキパキし過ぎていることが短所となり、周囲にとっても自分にとっても悪影響となる場合があるのです。
ここでは、テキパキしてる人の長所と短所を紹介していきます。
長所
陰口を言わない
テキパキしてる人は陰でこそこそ人の悪口を言うことがありません。そもそも周囲の人達を悪く思うことがあまりないのです。欠点や失敗が見つかったとしても「まぁいいや」と水に流す、とてもサバサバしたところは大きな長所のひとつです。
悪口を言ってる人がいても加担することがなく「また言ってるわ」くらいにしか思いません。
物事に執拗にこだわらない
物事に執拗にこだわらないことも、テキパキしてる人の長所と言えます。
こだわりを持つことは悪いことではありませんが、度が過ぎると人に意見を押し付けようとして揉め事を起こす原因になります。
揉め事は時間の無駄と思っているので、テキパキしてる人の周りにはいざこざが起こりにくいです。
処理能力が高い
テキパキしてる人は処理能力が非常に高く仕事が出来るので、職場ではとても重宝されます。
一つの仕事を時間をかけずにしっかりとこなすというのは、誰にでもできることではありません。どんな分野や業界においても、高く評価される長所であり強みでもあります。
短所
せっかち
テキパキしてる人は、ただのせっかちな人という印象を人に与えてしまうことがあります。
特に、テキパキしてる人と正反対の性格であるのんびり屋でマイペースな人は、一緒に仕事をしていても全くペースについていけず、批判的に思う場合があります。
テキパキしているという素晴らしい長所は、せっかちという短所にもなり得るのです。
人の話をじっくり聞かない
テキパキしている人は無駄口を利かないため、「どうでもいい話」と判断すると人の話を最後まで真剣に聞かないという短所があります。
そのため、職場ではお喋り好きな女性の同僚達からヒンシュクを買ったり、恋人に「話を聞いてくれない」と不満を持たれてしまうこともあります。
のんびりできない
テキパキしている人は目標に向かって動き回ることが好きなので、のんびりすることができません。のんびりできないことで人に迷惑をかけることはありませんが、自分自身にとってあまり良くないことです。
休むことなく根を詰めて仕事をし過ぎて、知らず知らず疲れが溜まり倒れてしまう危険性があります。
テキパキしてる人が苦手な理由
テキパキしてる人は、テキパキとは正反対の性質を持つ、のんびり屋さん・マイペース・控えめ…こういったタイプの人達から苦手意識を持たれやすい傾向があります。
ここでは、テキパキしてる人が苦手な理由について紹介していきます。
一緒に居て疲れる
テキパキしてる人が苦手な理由には、一緒に居て心が休まらず疲れてしまうということが挙げられます。
テキパキしてる人は常に動き回っていますが、のんびり屋の人にとってそれは全く理解できず、一緒に行動していると急かされている気分になり疲れてしまいます。カップルであれば別れの原因となる場合もあるでしょう。
劣等感を刺激される
同僚がとてもテキパキしていて仕事ができるし、もちろん上司からも高く評価されている…そんなとき、「それに比べて自分は…」と比較してしまう人もいるでしょう。
劣等感を刺激されることで相手に苦手意識を持ってしまうという、言わば逆恨みのような状態になってしまうこともあります。
威圧感を感じる
テキパキしてる人に威圧感を感じ、苦手意識を持つ人もいます。
大人しくて控えめなタイプの人にとって、いつも明るく積極的に行動を起こすテキパキとしたパワフルな人は、威圧感を感じてしまう存在です。
スピード感とパワーに圧倒され、何も言えなくなってしまうのです。
関連記事はこちら▽ 威圧感のある人の特徴や心理|威圧感のある人が苦手な時の対処法とは
コミュニケーションを取りにくい
テキパキしてる人を苦手と思う理由のひとつには、コミュニケーションを取りにくいということがあります。
常に動いているので、話がしたくてもなかなかつかまらない・またはつかまっても上の空で話を聞いてくれないという状態になってしまいがちです。世間話や噂話もしないので、「近寄り難い人」と思われてしまうこともあります。
ペースについていけない
テキパキしてる人のペースについていけないことが、苦手意識が生まれる理由となる場合もあります。
仕事を共同で進行しないといけないとき、お互いの性格が違い過ぎるとペースが合わずやりにくいものです。テキパキしてる人とマイペースな人の組み合わせであれば、確実にマイペースな人がしんどい思いをするはめになります。
テキパキした人が嫌いな時の対処法
友人や職場にいるテキパキした人が嫌いな場合は、付き合い方を見直して改善するか、自分の相手への見方を変える努力をしてみる、などの対処法を実践しましょう。
ここでは、テキパキした人が嫌いな時の対処法を詳しく紹介していきます。
とにかく相手を頼る
テキパキした人とは性格が正反対で、ペースについていけないことが嫌いな原因であるなら、とにかく全面的に相手を頼ることが一番の対処法です。
この場合、スピード感が合わないのについていこうとすることが間違いです。テキパキした人は頼られることに不満を感じたりしないので、無理せず相手に委ねましょう。
自分を見つめ直す
職場のテキパキした同僚が苦手だけど、何かされたわけではない…そんな場合は、あなたが相手に対して嫉妬心を持っている可能性もあります。
特に同期であれば、自分より評価されていると妬ましく思ってしまいがちですが、嫉妬心で相手を拒絶しても自分の成長には繋がりません。
自分を見つめ直し、努力で同僚に追いつけるように頑張ることが良い対処法です。
意見をはっきり言う
テキパキした人に威圧感を感じてしまい、何も言えない…そんな場合は、思い切って自分の意見をはっきり言うようにしましょう。
テキパキ=威圧感がある、というのは単なるあなたの思い込みであると考えられます。良いアイデアなら必ず聞き入れてくれるので、恐怖心を捨て意見を言ってみましょう。
良いところを探す
テキパキした人に漠然とした苦手意識を抱えているのなら、良いところを探す努力をしましょう。テキパキした人はとてもサッパリした性格で、冷たいと捉えることもできますが、見方を変えれば程よくて付き合いやすいとても人柄の良い人です。
このように、嫌いな点を発想の転換でプラスな要素と捉えるよう努力してみましょう。
距離を置く
努力してみたもののどうしても合わない・好きになれない…このような場合には、距離を置くのが一番適切な対処法です。
どうしても嫌いという感情が消せないなら、無理をして近くにいる必要はありません。友人なら遊ぶのをやめて連絡も控えれば良いですし、職場の同僚ならなるべく関わらないようにするか、転職を視野に入れても良いでしょう。
テキパキ動けるようになるには
仕事が思う様になかなか進まない…テキパキ動けるようになりたい…そう望む人は少なくないでしょう。心掛け次第では、誰でもテキパキ動ける人になることは可能です。
ここでは、テキパキ動けるようになるための方法について紹介していきます。
断捨離する
テキパキ動けるようになるには、まず自分の身の回りからキチンと整理するために、断捨離を行うと良いでしょう。
無駄な物・無駄な人間関係など…様々なしがらみがある人は、まずは身軽になることが肝心です。いらない物を捨て、合理的に物事を進める習慣を身につけることが、テキパキする方法の一つです。
考え過ぎない
深く考え過ぎたり、迷い過ぎる人は、できるだけシンプルに物事を考える癖をつけるよう心掛けましょう。
テキパキしている人が素早く取捨選択できるのは、物事を複雑に考えないポジティブな思考の持ち主だからです。考えすぎる人はどうしてもネガティブな思考に陥りがちなので、そのような習慣は捨てましょう。
関連記事はこちら▽ 考えすぎる人の特徴や性格|考えすぎてしまう時の対処法とは
目的をはっきりさせておく
仕事はただ任されたからこなすのではなく、自分なりの目的をはっきりさせておくことがテキパキ動くために大切なことです。
闇雲に仕事をこなしていると、だらけてしまうのは誰でも同じです。例えば「明日までにこの仕事はここまで終わらせる」などのちょっとした目標で良いので、目的意識を持つことで自然とテキパキと動けるようになります。
人と慣れ合わない
人と必要以上に慣れ合わないことが、テキパキと動くための秘訣です。
女性には特に多いですが、会社の同僚達と慣れ合い過ぎて人間関係に比重を置いてしまうと、結果仕事が疎かになります。
テキパキしてる人は男女関係なく人間関係に対して良い意味でドライなので、仕事に集中することができるのです。
こだわりを捨てる
テキパキと動けるようになるためには、こだわりを捨てて柔軟な考えを持つことが大切です。
一つのことにこだわり過ぎると、なかなか次に進めなくなるのは当然のことです。完璧にいかなくても「まぁいいか」という精神を持つことで、自分自身ラクになり、次々にテキパキと物事を進めていけるようになります。
テキパキしてる人は重宝される
テキパキしてる人はどこへ行っても重宝される存在です。
会社ではもちろん、仕事を迅速にしっかりとこなしてくれる有能な社員として、みんなから頼りにされます。
また女性であれば、結婚して家庭に入ったら家事・育児をしっかりとこなし、それだけでなくバリバリ働く、とてもパワフルな妻・母として大活躍することでしょう。