思い上がる人の特徴について、紹介します。
あなたの周りにも、『思い上がる人』はいませんか。
『最近あの人って思い上がってるよね』なんて使い方をするのですが、思い上がる人とは一体どんな人なのでしょうか。
ここでは、思い上がる人について、詳しく見ていきたいと思います。
思い上がる人の特徴や態度の他、思い上がる人との付き合い方、思い上がりを治す方法まで触れていますので、自分自身が思い上がる人に該当する…という人も必見です。
目次
「思い上がる」の意味とは
まずは、『思い上がる』の意味から見ていきます。
思い上がるを辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- 自惚れる、いい気になる
- 自分は偉いと思っている
- 気位を高く持つ
- 自分の能力を実際以上だと思い込み、そのつもりで行動すること
つまり、『思い上がる』とは、自分はなんでもできて素晴らしい人間だというふうに思い込み、その気持ちが言動に現れてしまうことを言います。
類義語には『調子に乗る』があり、どちらかというと『調子に乗る』のほうが日常生活では使われているように感じます。
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思い上がる人の特徴
では、思い上がる人の特徴を紹介しましょう。
思い上がる人は自惚れていい気になっている人という意味ですが、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。
思い上がる人に共通する特徴には、以下のものが挙げられます。
プライドが高い
思い上がる人の特徴には、プライドが高いことが挙げられます。
思い上がる人というのは、みな共通してプライドが高い(高すぎる)もの。
プライドが高いからこそ、自分は偉いと思っていて、それを疑わないのです。
自分の本当の能力を素直に認められないのも、プライドが高すぎるゆえのことだと言えるでしょう。
オレ様女王様気取り
思い上がる人の特徴には、オレ様女王様気取りなことが挙げられます。
思い上がる人は自分は偉いと思っているので、まさにオレ様女王様のように振る舞います。
自分は何をしても許される、周りが自分に従うのは当然だ、というふうに思っているので、必然的に口調も命令っぽくなり、常に威張っている印象を与えてしまいます。
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自信過剰
思い上がる人の特徴には、自信過剰なことが挙げられます。
自信があるのは決して悪いことではないのですが、思い上がる人は自信過剰なところがあるので要注意。
自分は何でもできると思っているので、実際にやってみてうまくいかなかったときには、人や環境のせいにして失敗を認めることはありません。
過去の栄光や自慢話が多い
思い上がる人の特徴には、過去の栄光や自慢話が多いことが挙げられます。
思い上がる人は、過去の栄光にいつまでもしがみつき、何度も武勇伝や自慢話をする傾向にあります。
過去の栄光にこだわっている人は、現実に満足していない証拠。
思い上がる人は本当は現実に満足していないため、過去の栄光を自慢して自分の凄さをアピールしているのです。
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都合の悪いこと(現実)は見ない
思い上がる人の特徴には、都合の悪いことや現実は見ないことが挙げられます。
思い上がる人は自分は凄い、偉いと思っているわけですが、心の奥深くでは『そんなことないのかも』という不安を持っています。
だからこそ、思い上がる人というのは現実を見ようとはしません。
現実を見て、『本当の自分は凄くない』という事実を知るのが怖いからです。
思い上がった態度の特徴
続いて、思い上がった態度の特徴を紹介します。
思い上がる人には、その態度にも共通する特徴があるのをご存知ですか。
思い上がった態度は、正直周りにはあまり良い印象は与えません。
思い上がった態度にはどんなものがあるのか、詳しく見てみましょう。
他人を見下す
思い上がった態度には、他人を見下すことが挙げられます。
思い上がる人は自分のことを偉いと思っているため、無意識に他人を見下してしまいます。
ちょっとしたことでも人を見下してバカにするので、思い上がる人と話しているとイライラしてしまうことも少なくありません。
自分に甘く人に厳しい
思い上がった態度には、自分に甘く人に厳しいことが挙げられます。
思い上がる人は、自分にはとにかく甘く、人には厳しい態度をとるのが特徴。
人が失敗すると許せずめちゃくちゃ怒るのに、自分が同じミスをして周りから責められるのは許せず、逆ギレすることも少なくありません。
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偉そう
思い上がった態度の特徴には、偉そうなことが挙げられます。
思い上がった態度特徴として真っ先に浮かぶのが、『偉そう』なことではないでしょうか。
思い上がる人は、言動や態度などどこを取ってもとにかく偉そうなのです。
本人は自分のことを偉いと思っているので仕方がないのかもしれませんが、周りから見ると『何でそんなに偉そうなの?』と思ってしまいますね。
当たり前と思っている
思い上がった態度の特徴には、当たり前と思っていることが挙げられます。
思い上がる人は、周りからチヤホヤされることや人に何かをしてもらうことを『当たり前』だと思っています。
自分は誰よりも偉いので、そんな自分に尽くすのは当たり前だ、という気持ちが常に態度に出てしまっているのです。
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押し付けがましい
思い上がった態度の特徴には、押し付けがましいことが挙げられます。
たとえば職場で必要な書類を持ってきたとき、思い上がる人は『わざわざ持ってきてあげたんだから、感謝してよね』と自分がしたことに対して非常に押し付けがましいと言えます。
自分が同じことをされたら当たり前だと思って感謝もしないのに、自分がしたときには感謝を求めるので、周りから嫌われるのは必然と言えるでしょう。
思い上がる人との付き合い方
ではここで、思い上がる人との付き合い方を紹介しましょう。
職場など身近なところに思い上がる人がいた場合、どうやって付き合っていけばいいのでしょうか。
まともに向き合うと自分のストレスが溜まるだけなので、思い上がる人とは上手に付き合っていかなくてはなりません。
距離をとる
思い上がる人との付き合い方には、距離をとることが挙げられます。
思い上がる人とはあまり関わらなくてすむよう、適度な距離をとることが一番です。
仕事上の付き合いだけにとどめておき、プライベートでは関わらなくて済むようにしたいものですね。
そのためにも、思い上がる人のことは真に受けないように日頃から気をつけておきましょう。
冷静になる
思い上がる人との付き合い方には、冷静になることが挙げられます。
思い上がる人の言動は、まともに相手をすると相当イライラしてしまうもの。
しかし、いちいちイライラしていたらあなたの身が持ちません。
思い上がる人と付き合わなくてはいけないときは、常に冷静でいることが大切ですよ。
聞き流す
思い上がる人との付き合い方には、聞き流すことが挙げられます。
思い上がる人の言動は、すべて聞き流してしまってOK。
思い上がる人は自慢話や人を見下す発言しかしませんので、聞いてもためになる話は1つもありません。
ちゃんと聞いても時間の無駄ですから、右から左へ聞き流してしまってください。
相手にしない
思い上がる人との付き合い方には、相手にしないことが挙げられます。
思い上がる人を真正面から受け止めようと思っても、向こうが変わろうと思わない限りどうすることもできません。
まともに相手をしても自分が疲れてしまいますから、思い上がる人のことは相手にするのをやめましょう。
適当に相槌を打っておけば、必要以上に絡んでくることもないはずです。
関わるのをやめる
思い上がる人との付き合い方には、関わるのをやめることが挙げられます。
これ以上耐えられないと思うのなら、思い上がる人とは関わるのをやめましょう。
相手が友人や恋人などであれば、関係をリセットするのもありですよ。
今後二度と関わらなくてもいい、とさえ思うのであれば、きっぱりと自分の素直な気持ちを伝えてもいいと思います。
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思い上がりを治す方法
最後に、思い上がりを治す方法を紹介します。
もし、ここまでの記事を読んで『自分は思い上がる人だったのかも』と思ったのなら、今が変わるチャンス。
思い上がりを治すには、自覚することが第一だからです。
ここでは、思い上がりを治す方法を紹介しますので、ぜひ試してみてください。
感謝の気持ちを持つ
思い上がりを治す方法には、感謝の気持ちを持つことが挙げられます。
思い上がる人は、人から親切にされてもそれが当たり前だと思っているため、感謝することがありません。
『ありがとう』と『ごめんなさい』は、ちゃんと言えていますか?
感謝の気持ちを持つことは、思い上がりを治すためには欠かせません。
自分を客観的に見る
思い上がりを治す方法には、自分を客観的に見ることが挙げられます。
思い上がりのある人は、『理想の自分』というフィルターを通して自分自身を見ているため、本当の自分を見ることができていません。
思い上がりを治したいのなら、自分を客観的に見ることは必要不可欠。
信頼できる人に協力してもらうなどして、客観的に自己分析することから始めましょう。
相手を思いやる
思い上がりを治す方法には、相手を思いやることが挙げられます。
発言するとき、何か行動するとき、相手の気持ちを考えたり相手のことを思いやるようにしてみましょう。
こう言ったら相手はどう思うか、こう振舞ったら相手はどう思うかを、常に考えてみてください。
『自分だったら』に置き換えてみると、わかりやすいですよ。
自分がやられて嫌なことは、人にもしないのが鉄則です。
人の良いところを認める
思い上がりを治す方法には、人の良いところを認めることが挙げられます。
思い上がる人は自分が一番だと思っているので、人の良いところを見つけることができません。
人の欠点や劣っているところばかりを指摘する癖があるので、欠点ではなく良いところを見つけるようにしましょう。
そして、『周りの人にも良いところがある』ことを認めてください。
自分を見つめ直す
思い上がりを治す方法には、自分を見つめ直すことが挙げられます。
思い上がりを治すためには、自分が思い上がる人だということをしっかり自覚しなくてはなりません。
そのためにも、自分自身ときちんと向き合ってください。
自分の良いところ、悪いところを紙に書き出し、悪いところも含めて自分自身を認めるのです。
思い上がりを治すのは、そこからですよ。
思い上がる人は裸の王様
思い上がる人の特徴や態度、思い上がる人との付き合い方について紹介しました。
思い上がる人は自分は偉いと思っているのですが、中身のない裸の王様でしかありません。
周りに従えている取り巻きがチヤホヤしてくれているだけで、思い上がる人自身には何も無いということを自覚しましょう。
思い上がる人は、その言動や態度を改めないといつか周りから誰もいなくなってしまいます。
そうなる前に、自分自身を見つめ直して思い上がりを治していってくださいね。